全米ヨガアライアンス認定・RYT200の資格取得のために、海外留学をする方が増えています。
海外で資格を取る場合、
- 短期間で資格が取れる
- 本格的なヨガを経験できる
- 国によっては費用が安い
などのメリットがあります。
実際に複数の国でヨガを勉強し、資格を取得した筆者が、
ヨガ留学に人気の国を費用や環境を比較し、おすすめポイントをまとめました。
目次
海外ヨガ留学におすすめの国はどこ?
日本語でRYTコースが受けられる、以下の4つの国を比較しています。
国 | 費用 | ポイント |
ハワイ | 45~60万円 | ・観光感覚でヨガを楽しめる ・美しいビーチでヨガ |
インド | 25~30万円 | ・聖地で本格ヨガ ・世界各地からの生徒が参加 ・自然豊か |
バリ | 35~45万円 | ・海外からの移住者インストラクターが多い |
オーストラリア | 40万~55万円 | ・美しい海 ・短期コース多数 |
※費用は2020年時点のものであり、概算です。詳細は以下紹介している各スクールに問い合わせしましょう。
それぞれの国の詳しいポイントは、下に書いていますので参考にしてください。
留学先は、費用の安さや、学ぶ講座内容やポーズだけでなく、多くの現地独自の体験ができる場所を選ぶことをおすすめします。
ハワイでヨガ留学できるおすすめのスクールと費用
ハワイへヨガ留学する場合、日本のヨガスクールが開催しているインストラクター養成コースであることがほとんどです。
メイン講師や同期も日本人が多く、慣れた日本語でヨガの勉強ができるでしょう。
ハワイは治安もよく、生活環境もいいため、旅行感覚で行くことができるかもしれませんね、
リゾート地で優雅にヨガをしてみたいという人におすすめです。
コース費用 | 45~60万円(食事、宿泊施設代込み) |
渡航費 | 5~7万円 |
参加国籍割合 | 日本人:100% |
講師 | 日本人 |
環境や治安 | 観光的な環境 |
食事 | 菜食主義を選ぶことも可能 |
ハワイ留学のメリット | ・参加者も講師も日本人のため、日本のヨガ仲間が増える ・日本と変わらないような環境でヨガに取り組める ・美しいビーチと買い物など、旅行感覚で楽しめる ・サップヨガなどのマリンアクティビティも可能 |
※費用は2020年時点のものであり、概算です。詳細は以下紹介している各スクールに問い合わせしましょう。
日本のスクールが運営している資格取得コースであれば、もちろん教科書も日本語です。
英語には自信がないけれど、せっかくだから海外でヨガ留学をしたいという方におすすめです。
日本のヨガスクールが以下でご紹介するようなハワイでの短期集中コースを開催しています。
大手で実績もあるため安心です。
FIRST SHIP(ファーストシップ)
FIRSTSHIPは、多くの有名ヨガインストラクターを輩出している大手のヨガスクールです。
食事内容は、ベジタリアン食か通常食を選べるなどのプランもあります。
本格的なヨガをハワイでも学ぶことが可能です。
30年以上もの間、1万人以上の方の海外留学をサポートしているため、手続きも安心です。
こちらは通年での実施ではなく、開催の時期が限られている場合もあるため、日程などは公式サイトからチェックすることをおすすめします。
YMCメディカルトレーナーズスクール
YMCメディカルトレーナーズスクールは、ヨガのインストラクター養成スクールとして、国内最大級の学校です。
ハワイの合宿形式でRYT資格を取得するコースでは、一番と言っていいほど人気のあるスクールです。
費用も安く、ヨガを楽しみながら無理なく海外で資格を取れます。
ハワイ合宿だけでなく、分割払いで支払いができたり、国内にて週末だけの通学で資格取得可能なコースがあるなどの良い部分もあります。
国内とハワイと両方で2週間ずつの計1か月で資格を取得するコースなどもありますよ。
国内ではインストラクター養成のスクールの他、通常のレッスンも行っています。
卒業生も多く教えていますので、一度体験レッスンに行ってみると雰囲気がわかるのでおすすめです。
無料で体験と説明会を受けられるので、一度ぜひ行ってみましょう。
また、ハワイでヨガ留学するなら、おしゃれなヨガウェアも安く購入できるなど、楽しみも多くあります。
インドヨガ留学の費用や期間
ヨガの聖地であり発祥の地であるインドは、ヨガを本格的に学びたい人におすすめです。
世界中から多くのヨギーが修業に訪れます。
RYT200やRYT500の資格が取れるアシュラムや学校も多く、選択肢も多いです。
インドの中でも、ヨガの発祥と言われる北インドのリシケシュと、
アーユルヴェーダの発祥と言われる南インドのケララはおすすめです。
コース費用 | 25~30万円(食事、宿泊施設代込み) |
渡航費 | 8~10万円 |
参加国籍割合 | 欧米 80% 中東 15% 日本 5% |
講師 | 経験豊富なインド人 |
環境や治安 | ・アシュラム周辺は自然豊か ・南インドのケララは、ビーチに面したリゾート地 |
食事 | インドの予防医学、アーユルヴェーダに沿った菜食主義。 単なるベジタリアンではなく、インドに古来から伝わるアーユルヴェーダ療法を体験できます。 |
インド留学のメリット | ・費用が他の国に比べて格安 ・ヨガの聖地で、本場の環境を体験 ・現地の経験の豊富な先生 ・アーユルヴェーダ療法の食事 ・安くヨガグッズを手に入れられる |
※費用は2020年時点のものであり、概算です。詳細は以下紹介している各スクールに問い合わせしましょう。
YOGAVINI(ヨガヴィニ)
YOGAVINIは、北インドのリシケシュにあるアシュラムです。
リシケシュはヨガの発祥の地とされ、多くの人がヨガのライセンスRYTを取得するためにヨガ留学をしてきます。
食事はベジタリアンの食事が一日に2回。
インドの伝統的なヨガスタイルそのものです。
料金は日本円で20万円未満でした。※2020年時点
さらに、日本語サポートの追加料金はありません。
京都と大阪にもスタジオがあり、養成コースを開催しています。
INDIA SANTANA(インディア サンタナ)
INDIA SANTANAは、旅行エージェントが主催するプログラムです。
そのため、休日のアクティビティなどのサポートが充実しています。
東インドのベンガル湾側にあるPuriという地。
日本からのアクセスは良いとは言えませんが、足を伸ばせば色々な有名な観光地に行くことができます。
宿泊施設は「サンタナグループ」という、60年以上日本人と共に歩んできたホテルとゲストハウスです。
ゲストハウスには日本人が常駐し、ホテルにも日本語対応スタッフがいて、通訳者も近隣に在住しています。
費用は、宿泊施設のスタイルによりますが、20〜30万円程度です。※2020年時点
英語だけでなく、日本語開催コースまたは日本語通訳付き養成コースもありますので、英語に自信がなくても安心です。
インド留学の食事や治安面などは、私の体験談を詳しく記事にしています。
参考にしてみてくださいね。
バリ(インドネシア)にヨガ留学の費用や期間
インドネシアのバリ島は、美しい海に加え、物価と航空券が安いため、観光としても人気です。
一方で東南アジアの雰囲気と文化を体験することもできます。
インドとハワイの中間のような位置づけと言えるでしょう。
コース費用 | 35~45万円(食事、宿泊施設代込み) |
渡航費 | 2~5万円 |
参加国籍割合 | 欧米 80% 豪州 15% 日本 5% |
講師 | 日本人またはインドネシア人 |
環境や治安 | 都心以外は穏やか、東南アジアのエスニックさとビーチの観光的な中間の環境 |
食事 | ・菜食主義がほとんど ・東南アジアらしいスパイスも使われた料理 |
バリ留学のメリット | ・飛行機代が安い ・エスニックの雰囲気も味わいながらヨガの修行に打ち込める ・欧米の有名インストラクター移住者が多い |
※費用は2020年時点のものであり、概算です。詳細は以下紹介している各スクールに問い合わせしましょう。
バリ島の美しい環境を求めて、多くの有名なヨガインストラクターが欧米からバリ島に移り住んでいます。
そのため、世界的にも著名なインストラクターのレッスンをバリ島価格で安く受けられることがあるのも大きな魅力です。
また、カナダ人デザイナーがバリ島でデザインをしている「ヨガデザインラボ」は、世界で人気のヨガブランドです。
バリ島でも、日本のヨガスクールが多くの講座を合宿形式で開催しています。
FIRST SHIP(ファーストシップ)
FIRSTSHIPは、日本の大手のヨガスクールです。
宿泊するホテルやヨガを行う施設は非常に美しく、
「ヨガの修行」というよりは「リトリート」にも近い、リラックス&贅沢なコースです。
海外が初めてだったり、アジアの国は初めてだという方でも安心して滞在できるのではないでしょうか。
日本の大手ヨガスクールのため、帰国後や卒業後の就職サポートも充実しています。
こちらは通年での実施ではなく、開催の時期が限られている場合もあるため、日程などは公式サイトからチェックすることをおすすめします。
YMCメディカルトレーナーズスクール
なんと2週間で資格取得が可能なコースがあります。
バリ島の宿泊場所はキレイな高級ホテルであったり、治安や食事も安心です。
講座はホテル内で開催されるため、移動などもストレスなく、集中してヨガに取り組めます。
国内ではインストラクター養成のスクールのほか、通常のレッスンも行っています。
一度、体験レッスンに行ってみると雰囲気がわかるでしょう。
道ヨガスタジオ
10日間の短期でインストラクター資格が取得できると口コミで話題のプログラムです。
10日間という短期間、朝6時~夜23時までみっちりとヨガを勉強するという、忙しい方向けのコース。
日本人通訳や日本人講師もいらっしゃいます。
初心者でも可能とのことですが、短期間であるため、
ある程度のヨガ経験とヨガの知識がある方や、すでにRYT以外のヨガ資格を持っている方が良いでしょう。
日本の企業が運営しているスクールで取得する場合の金額は、プランやカリキュラムによって様々です。
まずは複数のスクールを比較してみることをおすすめします。
オーストラリアのヨガ留学の費用や期間
オーストラリアもヨガ留学先として人気があります。
特にサーファーの聖地と言われるゴールドコースト近くにあるバイロンベイはヨガの聖地とも言われ、多くのヨガスクールがあります。
コース費用 | 45~55万円 |
渡航費 | 8~10万円 |
参加国籍割合 | 欧米 40% 豪州 55% 日本 5% |
講師 | オーストラリア人または欧米人が多い |
環境や治安 | ビーチ 自然豊か |
食事 | ・菜食主義も選べる ・欧米風 |
オーストラリア留学のメリット | ・サーフィンなどマリンスポーツが楽しめる ・バリやハワイより日本人のヨガ生徒が少ない ・英語も勉強しながら学べる ・欧米の有名インストラクター移住者や旅行客が多い ・老舗のスクールや、RYT短期コースも多い |
※費用は2020年時点のものであり、概算です。詳細は以下紹介している各スクールに問い合わせしましょう。
飛行機の金額はシーズンによって大きく変わります。
日本語サポートがついているスクールが少ない傾向にあるため、英語がある程度できる方が良いです。
【参考】
海外ヨガ留学に必要な英語力は?しゃべれない、初心者もRYT200資格取得は可能?
その他のアメリカ地区
ヨガインストラクターの資格、RYTを発行している全米ヨガアライアンスの本部はアメリカです。
そのため、アメリカのNYやLA、カナダにもRYTの資格を発行しているヨガスクールがたくさんありますよ。
アメリカは特に世界的にも有名なヨガインストラクターが多く、学べることが非常に多いと思います。
しかし、現地に住んでいる場合を除けば、物価が高く、渡航費も安くありません。
もしヨガのリトリートとしていく場合は、カリフォルニアのエンシニータス(Encinitas)がアメリカに最初にヨガが伝わった場所として有名です。
アメリカのロサンゼルスも、ハリウッドスターをはじめとしてヨガがとても人気ですし、世界的にも有名なヨガスタジオもたくさんあります。
旅行で行く機会があれば、ぜひ体験レッスンを受けてみてください。
海外短期留学前に準備しておきたいこと
本場の海外でヨガを行う。
とても憧れますよね。
短期留学をしたい方には、事前にヨガ哲学やポーズの効果などを、
日本語である程度勉強しておくことを強くおすすめします。
短い期間である短期留学の場合、学べる内容は限られます。
短期留学で資格取得をして日本でインストラクターとして仕事を始めたあと、
他の先生との差を感じてしまうことや、知識や経験が浅いことに悩む可能性もあるからです。
実際に私もヨガ留学をしましたが、英語の意味が分からなかったり、生活に慣れるだけでも大変でした。
留学中やテストに役に立った本なども紹介しています。ぜひ参考にしてください。
ヨガを本格的にしたいなら長期滞在も検討しよう
短期の海外ヨガ留学は、期間が短いため、学べる内容に限りがあるのは仕方ないことでしょう。
「しっかりと時間をかけて、本場海外のヨガを深めて資格を取りたい」という方は、現地にしばらく滞在する方法も検討してみるのもひとつの考えです。
リゾート地のハワイやバリ島は、英語が話せなくても良いような、日本人観光客向けの仕事もあります。
発展を続けるインドにも、日本企業の求人募集が多くあります。
反対に、短期とはいえ1ヶ月の間、海外へ滞在することに対して、
体調が変わらないか心配だったり、環境に慣れるか不安という方もいるでしょう。
その場合は、数日間のヨガ旅行である「リトリート」にまず一度参加してみるのもおすすめです。
ハワイもバリもインドも、旅行客向けに開催されている短期間のヨガリトリートツアーなどが多くあります。
現地の雰囲気を肌で知ることができるのでおすすめですよ。
海外ヨガ留学のおすすめスクールまとめ
インド・ハワイ・バリ・アメリカ・カナダ・オーストラリア。
海外でヨガ留学をするなら選択肢になる国はたくさんあります。
ヨガの聖地で、本格的にヨガの哲学や歴史を学んだり、ヨガをライフスタイルから体験したい人はインド。
ビーチやショッピングなども観光感覚で楽しみながらヨガを体験したい人はハワイ。
上記のその両方を体験したい人はバリ。
ヨガだけでなく英語の勉強もしたいという方はオーストラリアやアメリカのニューヨークなどがいいかもしれません。
どの国にもそれぞれの良さがあり、日本とは違ったヨガを体験できます。
自分の目的に合った国を選んで、留学先を決められるといいですね。
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