ヨガインストラクターとして働くためのオーディション。
当日、どんなポーズをするのでしょうか?
そして、事前にどんな準備が必要なのでしょうか。
ヨガインストラクターの仕事をするために求人に応募をすると、「オーディション」を受けることがあります。
オーディション前に準備しておきたいことや服装の注意などを、インストラクター経験もある筆者がまとめました。
目次
オーディションの内容・何をするか
ヨガインストラクターの求人に応募して書類選考に通過すると、次にオーディションを受けます。
オーディションの内容ややり方は、そのヨガスタジオによって様々です。
たいていは、10分程度の時間で、実際に模擬レッスンを行います。
受けるヨガスタジオによって、集団オーディションか、個人のオーディションかの違いもあります。
集団オーディションの場合
タイプ | デモレッスンが多い |
時間 | 10分程度(一人につき) |
対象 | 一緒にオーディションを受ける人が生徒役 |
ポーズ | 決まっていないことがほとんど |
複数人の応募者と一緒にオーディションを受ける場合は、一人が10分程度の時間、他の応募者を生徒としてデモレッスンを行います。
そのため、他の人が模擬レッスンをしている間は、自分は生徒としてオーディションに参加することになります。
通常、他の応募者に向かって、ポーズのアジャストも行います。
「どこかでアジャストもデモしてください」と頼まれることが多いのです。
急に戸惑わないように、基本ポーズの正しい導き方は覚えておくといいでしょう。
個人オーディションの場合
タイプ | デモレッスンが多い |
時間 | 10分程度(一人につき) |
対象 | 審査する人(スタジオのスタッフ) |
ポーズ | 決まっていないことがほとんど |
一人でオーディションを受ける場合は、審査員(スタジオの採用者)に向かって、模擬レッスンを行うことが多いです。
時間はたいてい、集団の時と同様に10分程度です。
審査員が生徒役をやってくれることがほとんどですので、審査員に対して、ポーズのアジャストを行います。
その点では、審査員の身体を直接触れるため、集団の時よりもチェックは厳しいと言えます。
アジャストはもちろん、呼吸法のインストラクションのやり方なども復習しておくと安心です。
何を見られる?採点されるポイントとは?
「オーディション」とは、通常の仕事やバイトの面接のようなもので、実際にレッスンを模擬で行うことです。
ヨガの基礎知識があり、ポーズのインストラクションやアジャストがきちんとできるかチェックされます。
・インストラクションが適切か
・安全なレッスンか(アジャストができているか)
・軽減法などを教えて初心者にも対応できているか
オーディションのポーズは何をする?
オーディションに、「どのポーズを行うか」は、一番気になることですよね。
しかし、たいていの場合は決まっていません。
スタジオによっては、言われた強度に合わせて、自分でレッスンテーマに合わせていくつか代表的なポーズを行うこともあります。
難しいポーズを行う必要はありません。
ダウンドッグや戦士のポーズなどの、基本のポーズを行うのがおすすめです。
詳しいインストラクションと、丁寧で適切なアジャストをすることが、もっとも合格に大切なことです。
動画などで基本ポーズのインストラクションを勉強しておくといいでしょう。
オーディションの服装はどんなウェアで行く?
オーディションの時の服装は決まっていません。
しかし、スタジオやスポーツジムによっては、「ボディラインがわかるもの」を着用するように指定があることがあります。
これは、モデルのようにスタイルがよくなければならないという意味ではありません。
ヨガインストラクターとして、あなた自身が、正しく筋肉や関節、骨を使えているか見えるようにするためが主な目的です。
ストリートダンスやアジアンテイストのゆったいりしたパンツよりも、ヨガウェアとしてレギンスなどを着ることをおすすめします。
トップスは、タンクトップやキャミソール、袖ありなど、あなたがヨガをしやすい服装にしましょう。
オーディション合格のポイント
オーディションに合格するために、可能であれば事前に担当者に、オーディションに合格した場合はどのようなクラスの担当になるのか聞いておきましょう。
どのスタジオやスポーツジムでも、ヨガのクラスには、初心者から運動量の多いクラスまでのレベルを設けています。
リラックス系のクラスのインストラクターに空きが出て求人を出しているのか、または、もっと運動量が多くアクティブに動くクラスのインストラクターの募集をしているのかは重要なポイントです。
もしもリラックス系のクラスの募集をしているのであれば、オーディションの時のインストラクションや声掛けなども、落ち着いてゆっくりと行いましょう。
アクティブ系のクラスの募集をしているのであれば、活気ある元気な雰囲気でオーディションのデモレッスンを行うと印象がいいでしょう。
求人を出しているスタジオやジムが、どのような雰囲気のインストラクターを必要としているのか、先に知っておくことが合格のポイントです。
オーディションに落ちる(不合格になる)理由
オーディションで審査される項目は、スタジオによって異なりますが、どのスタジオでも重要視するのは「安全性とわかりやすさ」でしょう。
そのため、
「声の出仕方(聞き取りやすいか)」、「アジャストを安全に行えているか」
は合否のポイントとなります。
身体がどんなに柔らかく柔軟で、ポーズができていても、硬い身体の生徒を教えることを想定しておかなければなりません。
あなたがポーズができるからといって、アジャストや安全面の声掛けができていないと、不合格になります。
けがをさせないようなインストラクション、できない場合のポーズの軽減方法などをしっかり復習しておくことが、試験合格と、よいインストラクターへの一歩です。
オーディションの事前準備は必要?
オーディションの内容、行うポーズなどは、たいてい自由です。
「とりあえずでは⑩分デモクラスをやってみて」といわれるスタジオも多く、戸惑わないようにシークエンスを考えておくといいでしょう。
基本的なポーズのインストラクションの仕方や、話仕方などをもう一度復習しておきましょう。
分かりやすく、的確なインストラクションを行うために、動画やヨガの本で、再度基本を確認したり、他の先生のレッスンを受けて参考にしておくといいでしょう。
アジャストが的確に、安全にできるかどうかという点は重要です。
安全にポーズへの誘導とアジャストができるよう、ポーズのそれぞれの注意事項をしっかり復習をしておきましょう。
後はリラックスをして、緊張をしすぎず、安全第一で、あなたらしいレッスンを行いましょう。
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