【ムドラーとは?】種類の一覧と意味の違い~ヨガの手の形(印)~

【ムドラーとは?】種類の一覧と意味の違い~ヨガの手の形(印)~

ヨガの「ムドラー」とは、手印(印相)という、手や指で形を作るシンボル、ジェスチャーです。

これらの手の形(ヨガのムドラー)には、種類がたくさんあります

 

普段ヨガに通われている方は、ムドラーの意味を知ると、よりヨガの哲学を理解できます。

 

代表的な「ムドラー」を一覧でまとめています。

やり方や意味、チャクラとの関係などを参考に取り入れてみましょう。

 

 

ムドラーとは?

ヨガの「ムドラー」とは、手印(印相)という、手や指で形を作るシンボル、ジェスチャーです。

ヨガでは、手の指それぞれに意味があると考えられており、その指を使って形を作ります。

 

ヨガのポーズと組み合わせることで、瞑想効果や、エネルギーの通り道と言われるチャクラを開くなどの効果もあると言われています。

本格的なインド式のヨーガを行うスタジオでは、ムドラーを作って瞑想を行う「ムドラー行法」も行われています。

 

ムドラーの効果とは?

 

・集中力のアップ
・生命エネルギー(プラーナ)の流れをよくする
・瞑想に近づく
・チャクラを刺激する

 

「ムドラー」は、瞑想を深め、生命energy(プラーナ)を巡らせることを目的にした、ハンドジェスチャー(手印)です。

 

チャクラとの関係性

生命エネルギーの流れがよくなると、チャクラといわれるエネルギースポットを刺激すると言われています。

チャクラが開くと、さらにエネルギーの流れがよくなると考えられています。

ヨガのプラーナについては、こちらも参考にしてください↓

 

それぞれの指が象徴するものと意味

合掌して瞑想する女性

ヨガの世界では、私たちの手の指は、それぞれ意味があると言われています。

 

指と意味
親指:ブラフマン(梵・最高原理)
人差し 指:アートマン(自我・真我)
中指:サットヴァ( 明るい。調和。純質。)
薬指:ラジャス(活動的。激質。)
小指:タマス(動きのない。暗質。)

 

全てのムドラーは、この指が持つ意味を基に、行われるジェスチャーです。

 

古代インドでは、「ムドラーは精神を表す」とも考えられていたため「ムドラー行法」と言う言葉もあり、ムドラーはヨガの練習の大切な要素として取り入れられていました。

 

ヨガのムドラーの種類

ヨガのムドラー(手の形)には種類がたくさんあります。

基本的なものから、インストラクターが使う上級者向けなど、有名なものをまとめました。

①チンムドラー

親指と人差し指を合わせたチンムドラー

人差し指(自我)と親指(最高原理)が結びついている状態です。

ガの究極的なゴール、真我と最高我との合一を表しています。

このムドラーを作ることによって、「梵我一如」を表し、エネルギーが身体を循環し、身体から出て行かないといわれています。チャンティングや瞑想の際によく行われるジェスチャーです。

 

【参考】↓
ヨガのマントラとは?~オーム、シャンティ、チャンティングの違いと意味、日本語訳~

 

②アンジャリムドラー・ナマスカル(ナマステ)ムドラー

 

合掌した男性

 

両手の平を合わせた合掌の印

日本人は日常的に、”いただきます“や“ごちそうさま“の時、また、寺社参拝のときにも合掌をするので、とてもなじみが深く、一番違和感なくできるムドラーです

Sun salutation Seal とも英語で言われます。

 

アンジャリとは、”合掌“の意味で、日常的な挨拶の印の一つでもあります。

特にこのムドラーは、神仏や尊敬するものや聖者などに対して敬意を表した挨拶に使うことが多いです。

 

また、インドのヨガの考えでは 、右手は(陽、 神聖 )と左手(陰、 不浄 を意味します。

神聖なる右手と不浄の左手を合わせることで、 相反する対の要素を調和させる意味も持ち、 気持ちが安定し自律神経も落ち着くとも言われています。

手を合わせる場所は、胸の前、額や、頭頂部の前で行っても良いです。

 

③ブハイラバムドラー

手を脚の上で重ねたブラハムムドラー

両手を脚の上で重ねたハンドジェスチャーです。

 

仏教のイメージが強い手の形ですが、インドのヨガでも用いられます。

 

右手が上の時は男性的なエネルギーが強く、左手が上にくると女性的なエネルギーが強くなると考えられています。
瞑想するときの心の落ち着きや集中を促すハンドジェスチャーです

 

④ロータスムドラー

ロータスムドラー

ロータスは、英語で「蓮の花」の意味です。

手で花を形作るように、手首を合わせて親指同士と小指同士を合わせて花を作った形です。

泥の中からでも美しい花を咲かせるロータスのように、力強くたくましく、そして美しさを表現する意味があると言われています。

半分の鳩のポーズや戦士の1番のポーズの時に両手を合わせてロータスムドラーを作ることもあります。

 

【参考】↓
ヨガと蓮の花の関係★象徴のイラストやポーズがあるのはなぜ?

 

⑤ヴィシュヌムドラー

人差し指と中指を折りたたんだヴィシュヌムドラー

人差し指と中指を折りたたんだジェスチャー(手の形)です。

呼吸法の中で方鼻呼吸を行うときに、このヴィシュヌムドラーで片方の鼻の穴をふさぎます。

人差し指は、「自我」を意味するため、呼吸法を行うときは特に、人差し指は使わずに折りたたむことが多いと言われています。

 

ムドラーポーズ「ヨーガムドラー」とは

ムドラーは手の形ですが、身体全体で行う「ヨーガムドラー」というポーズもあります。

アシュタンガヨガの終盤のポーズの一つでもある、二の腕・大腿二頭筋のストレッチやリラックス効果の期待できるポーズです。

ヨーガムドラーポーズのやり方


①正座になり、背中の後ろで手を組みます。
肩甲骨を背骨の方に寄せます。

②吸う息で胸をはります。

③吐く息で前屈しておでこを床につき、組んだ手を天井方向に持ち上げましょう。
大腿二頭筋(二の腕)のストレッチや、肩甲骨をマッサージし、肩こり改善や自律神経を整える効果が期待できます。

 

 

ムドラーの種類は知っておくと便利

野外でチンムドラーをして瞑想する男性

「ムドラー」には、種類がたくさんあります。

 

通常のヨガのレッスンで使われるものは代表的なものが多いため、意味や成り立ち、効果を知っておくことで、よりヨガについての学びや呼吸が深まるでしょう。

瞑想の時にムドラーを自然にできるようになることで、きっと瞑想状態も深まっていくでしょう。

 

 

ヨガのポーズだけでなく、今回のムドラーや、声を出して唱える「チャンティング」など、ヨガの哲学について知ると、さらにヨガの考え方を深く学ぶことができます。

 

 

 

ヨガの哲学や考え方について深く学びたい場合は、こちらの本がおすすめです。
とても分かりやすく「ヨガスートラ」を解説しており、ヨガについて、瞑想について理解が深まります。

 

 

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