ダイエットや健康維持、ストレス解消や美容のためにヨガを行う人が増えてきました。
仕事の後にレッスンに行かれる方などは特に、ヨガのレッスン直前や直後に何を食べようかと迷うこともあるのではないでしょうか。
ヨガの前後の食事のタイミングやメニューは、どんなものがダイエットに効果的なのでしょうか?
・ヨガ前後の食事のタイミング
・食事の回数
・直前におすすめのおやつ
・ヨガ的メニュー
など、ヨガとダイエットにおすすめの食事法を紹介します。
目次
ヨガの前後に食事をしてもいい?
一般的には、ヨガで身体を動かす運動の直前は空腹状態がよいとされています。
ヨガは逆転のポーズや、胴体をねじってお腹がよじれるようなポーズもあるからです。
また、ヨガを行った直後~2時間は、栄養の吸収率がよくなっていると言われます。
そのため、この2時間は「ゴールデンタイム」として、目的に合わせた食事法がおすすめです。
ダイエットをしたいのであれば、吸収率が高まっている2時間は食事を避けましょう。
たんぱく質を取ってしっかりと筋肉に変えて行きたいのであれば、ヨガの後の2時間の間に良質なたんぱく質の多いメニューを取りましょう。
効果的な食事の回数やタイミングは?
古代のヨガを行っていたグルジ(ヨガの創始者や著名な講師)は、食事の回数を減らし、最小限の栄養でヨガ的な生活を送っていました。
胃や消化器系に負担がかかる食事を避けて、瞑想に集中するためです。
しかし、現在のヨガスクールや講師などは、1日に3回、規則正しく必要な栄養素をバランスよく食べることを推奨しています。
アーユルヴェーダの知識も取り入れながら、できるだけ新鮮で季節の旬のものを、1日3回摂取するのがよいとされています。
食事のタイミングは、ヨガを本格的に練習する方は、ヨガの練習と食事の間隔を意識しましょう。
・早朝に日の出とともにヨガを行い、その後に朝食。
・昼食前にまたヨガで少し身体を動かしてから、昼食。
・昼食が消化された夕方頃にまたヨガを行い、夕食。
こういったサイクルが、多くのヨガスクールで実践されています。
消化しきれていない状態でヨガを行うことがないように、ヨガの練習の2~3時間前に食事を済ませるようにするのが、ベストなタイミングです。
ヨガ直前に間食するなら何がおすすめ?
しかし、どうしてもお腹が空いてしまってヨガに集中できそうにない時は、少しでも間食をした方が健康にもよいでしょう。
その場合は、消化しやすくエネルギーになりやすいものを選びましょう。
ヨガの直前にどうしても空腹で何かを食べたいときのおすすめのおやつ(間食してもよいもの)をいくつか紹介します。
デーツ
ダイエット中の方の一番の味方ともいえるデーツ。
インドのヨガの先生もおすすめしていたナチュラルなおやつです。
クレオパトラのおやつとして、そして聖母マリアが妊娠中にも食べていたとして有名です。
栄養価が非常に高く、中東、アラブ諸国ではメジャーな栄養源として大昔から食べられています。
甘くてエネルギー豊富なデーツは、小さくてもカロリーを短時間で摂取できるため、ヨガの前に数粒口に含むだけで元気になります。
日本では、オーガニック食品や自然食のお店で高く売られていたイメージがありましたが、近年は認知も広まったため、Amazonなどのネット通販でも安く売られています。
私はいつもアマゾンで業務用1kgを常備して買っています。
ダイエット中でも、どうしても甘いものを食べたいという方におすすめのおやつです。
ナッツ
お腹のもちと満足感があるのはナッツです。
ヨガでたくさん運動をした帰りや、仕事帰りのヨガの直前に、お腹が空いて揚げ物やスイーツを間食してしまっては、せっかくの運動も水の泡です。
家まで我慢するために、数粒口に入れるだけで空腹感はおさまります。
ローストされたり塩味や砂糖がついたものではなく、生のナッツをおすすめします。
栄養価、特にビタミンが豊富で、味もローストされたものより濃厚です。
生に慣れてしまうと、加工されたナッツには戻れなくなりますよ。
ヘーゼルナッツやカシューナッツは油分が多いため、一番のおすすめは手軽に手に入るアーモンドとクルミです。
ナッツも、通常スーパーのおつまみコーナーや成城石井やKALDIなどのお店で買うととても高いですよね。
それに、生のナッツはなかなか売っていないため、オンラインでの購入がおすすめです。
私はいつも、デーツとナッツをカバンの中に忍ばせています。
バナナ
ヨガの前にすぐにでも満腹感がほしいときはバナナがおすすめです。
エネルギーとしての速攻性もあり、消化によくて胃に負担もかからないため、どうしてもヨガ前にお腹が空いて動けないという時にもよいおやつです。
海外では、一本20円程度でどこにでも売っていますし、モデルさんのようなオシャレな方も、駅や路上でバナナをむしゃむしゃと食べているのを目にします。
しかし、日本でバナナをカバンから無造作に出してむしゃむしゃ食べるのは少し恥ずかしいかもしれません。
でもヨガをする前の待合室やその帰りなど、勇気を出せば慣れてしまうものです。
その恥ずかしさ以上に、帰宅時にマクドナルドに寄ってしまうよりも、心や身体にもよい効果をもたらしてくれるでしょう。
その他果物全般
果物は糖分も含みますが、それはナチュラルな糖分。私はとっても重宝しています。
果物をカバンに忍ばせておいてレッスン前に食べるというのは、バナナ以外はなかなか難しいかもしれません。
ご自宅で間食したい時などは、果物をおすすめします。
ダイエット中に控えるべきおやつ
コンビニに行けば、カロリーバーや、ダイエット非常食としてのナッツバーなどを手軽に購入することができます。
しかし個人的には、このような健康食品として作られたバーやクラッカーはおすすめしません。
手軽にカロリー補給ができますが、これらには砂糖や食品添加物などのナチュラルではないものが多く含まれているからです。
ヨガをする前にこのような食品を食べてしまうと、化学製品の分解にエネルギーをたくさん使ってしまいます。
ヨガでは、消化にエネルギーを使いすぎないように肉を控えるほど、身体と消化の関係性を重要視しています。
ヨガ直前に添加物などの消化分解にエネルギーを使わないように、できるだけナチュラルなものを選びましょう。
また、ドライフルーツも、砂糖がたくさんまぶされているもの、砂糖漬けにされたものは控えるようにしましょう。
果物は既に多くの糖分を含んでいます。
せっかくダイエットのためにヨガを始めても、その前後で糖分を取りすぎると、効果が減ってしまうでしょう。
ドライフルーツを購入する際は、砂糖不使用であるかどうかを確認するようにしましょう。
ヨガ後のおすすめメニューのレシピ
ヨガで運動をした後の食卓、せっかくの運動をより効果的にするような、インストラクターも実践しているおすすめレシピを紹介します。
たんぱく質豊富!フムス
地中海料理の一つであるフムスは、ひよこ豆をペースト状にした食べ物です。
豆のたんぱく質や食物繊維を豊富に含み、消化にもよくアレンジも豊富なため、世界で人気が高まっています。
日本ではまだあまり広まっていないフムスの作り方は非常に簡単です。
材料(3,4人前)
ひよこ豆水煮・・・250g
市販の練りごま(タヒニペースト)※なくてもOK ・・・大さじ2
オリーブオイル・・・大さじ3
にんにく・・・半かけ又はチューブ
レモン・・・半個
塩・・・小さじ1
煮汁or水・・・30cc
オリーブオイル・・・適量
クミン・パウダーやパプリカ、パセリなど飾り用でお好みに
作り方
全ての材料をフードプロセッサーかブレンダーに入れて、滑らかになるまで拡販する。
出来上がったら飾りを載せて、出来上がり!
消化と腹持ち抜群!アボカドスープ
良質な油分を適度に含み、腹持ちもいいアボカドも食卓に加えることで、満腹感が増えて食事量のコントロールやおやつを減らせる効果も期待できます。
フードプロセッサーやミキサーがあればこちらも簡単です。
材料(二人分)
アボカド・・・1個
オリーブオイル・・・少々
水・・・200~300ml
塩・・・小さじ1/4
豆乳(調整)・・・200ml
塩コショウ・・・少々
お好みで顆粒スープの素orコンソメ少々
作り方
①熟したアボカドと水、豆乳をフードプロセッサーやミキサーにいれ、液状にする。
②鍋に移して加熱。
③塩コショウや、必要であればお好みでコンソメなどで味付けをする。
④最後にオリーブオイルを少し廻しかけてできあがり。
これらの、簡単だけど栄養素も多く、たんぱく質豊富なレシピを食卓に1品取り入れてみるといいでしょう。
せっかく運動の前後の大事な食事。
しかしストイックになりすぎず、ダイエットやヨガを長期で続けられるように、食事も楽しみながら、しっかりと食べることをおすすめします。
ヨガ前後の食事の時間やメニューも気配りを
ヨガの前後の食事やタイミング、回数やレシピについて紹介しました。
運動の直前や直後の食事なできるだけ避け、2,3時間の間隔をとりましょう。
ヨガはできるだけ消化にエネルギーを使いすぎないように、そして動きやすいように、空腹な状態、空っぽな胃で行うようにしましょう。
食事の回数は、バランスよく3回がよいでしょう。
ヨガの前後にどうしてもお腹が空いて何か食べたいとき、間食にはデーツやナッツ、バナナがおすすめです。
せっかくヨガをするのであれば、内面からもきれいになりたいですよね。
一度デトックスと思い、口にするものをできるだけナチュラルなもの、化学製品を含まないものを選んでみるとよいでしょう。
ダイエット中なら、食卓には腹持ちするスープやたんぱく質が多いレシピを少し取り入れてみましょう。
ただ、それにあまりにストイックになってしまうのも危険信号です。
心と身体に無理がないように、ストレスを感じすぎない程度に、ゆっくりと食生活を変えていってみるとよいかもしれません。
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