ヨガインストラクターは、とても華やかな仕事に見えます。
最近が求人も増え、ヨガの資格を取得する人も増えています。
ですがヨガの人気と共にインストラクター求人が増える一方で、
体力的に「きつい」「辛い」という悩みから数年で辞めていく方も多く、転職率が高い職業なのも現状です。
ヨガインストラクターをしていて「辞めたい・転職をしたい」と思っている方や、「これからヨガインストラクターを目指したい」と思っている方に知ってほしい
・インストラクターの体力的「きつさ」や悩み
・給料や年収
・社員とフリーランスの違い
などのインストラクターのリアルな現実を、実際にインストラクター経験のある筆者がお伝えします。
目次
ヨガインストラクターの仕事はきつい?
辛い原因①:正社員求人が少ない
ヨガインストラクターの求人は、常に多くあります。
しかし、アルバイトやフリーランスとしての業務委託の求人が多く、正社員の募集は少ないのが現状です。
大手のヨガスタジオでは正社員で採用をしていますが、
全国各地への転勤があることも多く、入会者を増やすための辛いノルマがあることも。
「ヨガのすばらしさを伝えたい」という夢を持って入社をしても、ノルマを気にしてしまう毎日に悩み、フリーランスで独立する方や転職する方が多いと言われています。
辛い原因②:収入(年収)が低い
インストラクターの年収は安いです。
ヨガスタジオでヨガインストラクターやフロント業務をしている正社員の方でも、平均月収17万~23万程度です。
そこから保険などが引かれて手取りはさらに少なくなります。
賞与はある場合とない場合がありますが、ある会社でも年に1回の場合が多いです。
フリーランスで独立した場合は、人気の講師でない限りは通常1レッスン60分の報酬は3,000円~5,000円。
1日に3本のレッスンを担当したとして、週休2日にすると月収は18万円です。
ここから年金や国民健康保険などを自分で支払うため、自由に使える金額は少なくなります。
ヨガインストラクターの年収は、平均は300~400万であり、一人暮らしだと生活は大変です。
ヨガインストラクターの方は実家生活の方、結婚していて家計の副収入としている方などが多く、一人暮らしでヨガインストラクターだけで生計を立てている方は、20代~30代半ばまでの方が多いです。
年収を増やす、または1回のレッスンの報酬をアップさせるには、自分のスキルを磨く必要があります。
辛い原因③:体力的きつさ
ヨガインストラクターは、フリーで生計を立てる場合、業務委託で1日に最低3本のレッスンは担当しなければ、生計は立てられません。
正社員のインストラクターも、1日2レッスン程度は担当するのが通常です。
そのため、ホットヨガスタジオなどでは合計2~3時間、室温40℃の部屋にいることになります。
常温ヨガなら、一日数レッスン担当しても体力的にもそれほどきつくはありません。
しかし、ホットヨガでは体力も消耗します。
フリーのインストラクターは、1日5~6本のレッスンを担当する方もいるほど、たくさんの数をこなしてお金を稼いでいるため、体力勝負の仕事です。
特に30代後半を過ぎた頃からはレッスンの数を減らさなければ、毎回ベストなレッスンを生徒に提供できないという方も多いようです。
社員であれば経験を積んで、新米インストラクターの育成などの仕事に異動できる可能性はあります。
しかし、フリーランスはそのポジションもなく、常に現場で教える立場でいる場合は、体力的につらいと感じることも多くなるでしょう。
ある程度の収入安定を目指すなら正社員か副業
前述のように、ヨガインストラクターは報酬が低く、体力的にも年齢を重ねるときついのが現状です。
収入をある程度安定させたいのであれば、インストラクターの資格を取得して正社員求人、または安定した本職プラス副業としてのインストラクターがいいでしょう。
「つらい、辞めたいけれど、生活のためにやめられない」と、頑張りすぎてしまうと、心身ともに体力を削がれ、体調を悪くしてしまいます。
ヨガは、健康を促進する予防医学や精神の修業として、インドでも広まったものです。
好きな趣味を仕事にすることで、体調を壊してしまわないように、自分の生活の仕方、働き方などをしっかり考えましょう。
最近増えている「オンラインヨガ」の講師なら、自宅からビデオ通話でレッスンを提供できるため、忙しい方でもお仕事として始めやすいかもしれません。
趣味を仕事にする辛さと楽しさを考えましょう
ヨガインストラクターの仕事は、華やかそうに見えます。
しかし、
正社員求人は多くないこと、
社員になっても大手なら転勤の可能性があること
収入が多くはなく、体力的につらいと感じることがあること
を理解しておいた方がよいでしょう。
それでもインストラクターの仕事が魅力的に見えるのは、
好きな仕事をしているため、心から楽しみ、そして幸せを感じているからでしょう。
収入にこだわりすぎず、ヨガが本当に好きな方には、
「ヨガのすばらしさを多くの方に伝えられる」というインストラクターの仕事は、とてもおすすめです。
将来のあなたの働き方や生活の仕方や目指す姿を考えて、仕事のメリットとデメリットを検討してみてくださいね。
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