【RYT200取得のためのヨガ知識】ヨガ哲学のプラーナマヤ

【RYT200取得のためのヨガ知識】ヨガ哲学のプラーナマヤ

ヨガのインストラクターになるために、ヨガの世界的団体、全米アライアンス認定のRYT200の資格を取得する人が増えてきました。
ヨガの考え方など、哲学に興味を持ってくる人も多いのではないでしょうか。
RYT200のライセンスを取得するためにも、卒業試験には必ずこの哲学の部分があります。
ヨガをより理解し、そしてRYT200の資格試験にも役立つヨガの基礎知識、「プラーナ」について説明します。

 

コーシャとは

まず、インドでは、本来の自分自身(真我)は、5つの層(コーシャ)に囲まれていると考えられています。
外側から5つのベールに囲まれ、中心にある本来の自分にたどり着くには、この5つのベール(コーシャ)を曇りなく保たなければなりません。
各層のコーシャのバランスが崩れると、健康を阻害してしまうため、これらの5つの層(コーシャ)をバランスすることが、本来の健康であると言われています。

5つのコーシャは以下です。
・アンナマヤ・コーシャ(食物)
・プラーナマヤ・コーシャ(エネルギー)
・マノマヤ・コーシャ(感情)
・ヴィジュナーナマヤ・コーシャ(知性)
・アーナンダマヤ・コーシャ(喜び)

【RYT200取得のための基礎知識】ヨガ哲学~コーシャとは~

このうち、2つ目のプラーナマヤ・コーシャ(エネルギー)は、さらにいくつかの生命エネルギーに分類されます。

プラーナマヤ・コーシャ(エネルギー)とは

プラーナ(生命のエネルギー)より構成されるエネルギーの層です
アンナマヤ・コーシャと、マノマヤ・コーシャとの間にあるため、心と身体をつなぐコーシャとも言われます。
プラーナマヤコーシャは、さらに5つ存在するといわれ、それぞれが生命エネルギーを動かしたり排出の働きを行ったりしています。
新鮮なプラーナを取り入れ、流れを整えることで、生命力が高まります。

 

-プラナ ヴァユ( prana vayu )

胸部に位置し、摂取する機能を司ります。下へ、そして内側へと流れる、生命の基礎となるエネルギーです。
プラナ ヴァユに満ちている時、呼吸器官はしっかりと働き、マインドのポジティブさを保つことができます。
このエネルギーの流れの滞りや不均衡は、心配や恐れ、怒りといった感情として現れます。
身体的症状には、呼吸困難、喘息、無呼吸症候群、動悸、心臓発作を起こす原因となりうると言われています。

 

 -アパナ ヴァユ( apana vayu )

腰から下、骨盤の内あたりに位置します。
排泄する機能を司ります。下へ、そして外へと流れるエネルギーです。
尿、大便といった、生命活動により生じる体内の毒素を排出する機能に関わると共に、必要なものを維持する作用を助けます。
アパナ ヴァユに満ちている時、安心感を感じます。
このヴァユのバランスが失われると、怠慢や不精、心身の重さ、心や頭の中の混乱、知力の衰えを引き起こします。
身体的症状は、便秘、下痢、過敏性腸症候群、月経や骨密度、または性交にまつわる問題が関連します。

 

-サマナ ヴァユ( samana vayu )

消化、代謝機能を司り腹部のあたりに位置します。サマナ ヴァユは食物の吸収だけではなく、感情、思考、というすべてのレベルにおける消化吸収のプロセスを助けます。
このエネルギーに満ちている時、感情表現が素直にはっきりとでき、物事の区別や差別化が明確にできます。
こののエネルギーバランスの乱れは、感情やメンタル面での混乱を引き起こします。人間関係の混乱や、対人の境界について問題を生じる原因となります。
身体的には、代謝機能の問題、消化不良、ガス溜まり、食欲減退といった症状が現れます。

 

-ウダナ ヴァユ( udana vayu )

自己表現力、話す力や言語能力を司るエネルギーで、首から上、頭に位置します。
脳へと運ばれる血液の循環に関わり、循環がスムーズであれば、言葉を駆使して、伝える力、行動の計画力の高い能力を維持できます
エネルギーバランスが崩れると、声が不安定でかすれたり、どもりの原因になります。
鬱、記憶力の低下、創造力欠如などが引き起こされます。

 

-ヴィヤナ ヴァユ( vyana vayu )

全体的な動作に関わり、筋肉と関節の動きを司どり心臓と肺に位置しています。
このエネルギーの弱体や乱れは、他との繋がりの欠落、疎外感などが生じてきます。
身体症状としては、循環器不良、関節炎、心臓麻痺、浮腫(むくみ)、末梢神経障害などの原因となると考えられています。

まとめ

以上、コーシャのうちの一つ、プラーナマーユについて解説しました。
是非学びを深めて、RYT200のヨガライセンス取得に向けてヨガ哲学の勉強も頑張りましょう。