【ヨガと蓮の花の関係】象徴のイラストやポーズがあるのはなぜ?

蓮の花とヨガの関係 ヨガ哲学

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なぜヨガでは蓮の花のポーズや、象徴として蓮の花のイラストが多く利用されたりするのでしょうか?

 

一方で仏教では、極楽浄土の象徴とされ親しまれています。

蓮の花とヨガの関係性について、歴史や繋がりを紹介します。

 

蓮の花とは?

 

蓮の花とは、英語でLotus(ロータス)と呼び、ヨガスタジオの名前などでも耳にすることもあるのではないでしょうか。

蓮は、インドやオーストラリア原産のハス科多年性水生植物です。

花部分と根の部分に分けて考えられ、根の部分はレンコンと呼ばれ野菜として食べられます。

根を泥の中に張り、茎を伸ばして花を水上に咲かせます。
葉から根までの間に通気口があるため、泥の中からでも美しい花を咲かせることができます。

 

花を咲かせる時期は、主に夏で7月~9月の間です。

 

花言葉は『清らかな心』『神聖』などが有名です。
泥の中からでも美しい花を咲かせることに由来しています。

 

蓮と睡蓮との違いは?

睡蓮の花

蓮の花のイメージに、ゴッホの絵で有名なスイレンを思い描く方も多いのではないでしょうか?

蓮の花は茎を水の上まで伸ばして花を咲かせます。(茎が水上から見えた状態)

一方、スイレンは、ゴッホの絵のごとく、水上にすぐに浮かぶように花がさきます。

上の写真は睡蓮です。

 

蓮の花とヒンドゥー教の関係

 

ヒンドゥー教では泥の中から茎を伸ばして花を咲かせるハスの様子が、清らかに生きることの象徴とされています。
そのため、ヒンドゥー教の神話や聖典には、何度も蓮の花が出てきます。

 

ヨガの叙事詩「バガヴァッド・ギーター」では、登場人物であるアルジュナが、万物の創造主とされているブラフマ神が蓮華に座している姿を見たという言葉もあります。

 

またインドやスリランカ、ベトナムなどのヒンドゥー教国家での国花ともなっています。

 

蓮の花と仏教の関係

 

仏教では、蓮の花は極楽浄土に咲く花として考えられています。

 

仏様が蓮の花の上に座られている様子が描かれていたり、仏像の下の台座が蓮の花になっていたり、仏具の扉に花が彫られているのを見ることも多いと思います。

 

仏教が始まる以前の古代のインドでは、ヴイシュヌ神のおへそから生えた蓮華の上に、仏教の守護神である梵天(ぼんてん)が座したという神話があり、蓮はそれ以来「蓮華座(れんけざ)」という仏像の座布団になったそうです。

 

また、生まれたばかりのお釈迦様が歩き出したとき、その足跡から咲いたのが蓮の花だともいわれています。

 

また、蓮が他の植物と違い、花が咲くのと実がなるのが同時です。

それが、仏教の迷いや煩悩を持ったままでも仏と同じ状態になれるという考え方にも合うため、蓮は仏教でも大切にされているそうです。

 

蓮の花のことわざ

泥中の蓮

泥中の蓮とは、汚れた環境の中にいても、それに染まらず清く正しく生きるさまのたとえ。

ーー故事ことわざ辞典より

 

蓮は泥より出でて泥に染まらず

泥中の蓮は、たとえ汚れた環境の中であっても、それに染まらず清く正しく生きるさまのたとえ。

ーー故事ことわざ辞典より

 

ヨガと蓮の花の関係

ヨガのチャクラの場所

ヒンドゥー教国家のインド発祥のヨガと、蓮の花はその歴史や神話のために深い関係があります。

辛い泥のような環境であっても美しい花を咲かせられるような神聖な人を目指し、ヨガの修行が積まれてきました。

 

また、ヨガのエネルギースポットとされるチャクラのマークも蓮の花で表されます。
花びらの数でそれぞれの7つあるチャクラの象徴とされています。

 

蓮の花のポーズとは?

ヨガマットの上で瞑想をしている男女2人

ヨガには、蓮の花のポーズ・ロータスポーズがあります。

胡坐座の状態で、足の甲を反対側の腿の付け根に置いて座るポーズです。

瞑想の際に行う座り方で、ヨガの代表的、そして最終的なポーズともいわれています。

 

ポーズの効果

ヨガの蓮のポーズは、股関節の柔軟性アップや、リラックス効果の他、集中力アップや瞑想効果なども期待できます。

 

ヨガと蓮の花は深い関係

蓮の花

蓮の花は、仏教やヒンドゥー教、そしてヨガと深くかかわっています。

 

蓮の花は神聖な象徴として、ヨガのポーズはもちろん、イラストなどにも多く使われています。

日本で初めてのヨガの専門誌「Yogini」の企画編集を行っている東京の有名ヨガスタジオも「Lotus8」という名前です。

 

 

歴史や神話などの由来を知ると、より深く意味を理解することができます。

ヨガのポーズだけでなく、歴史などにも興味がある方は、ポーズの名前の由来や歴史なども調べてみるのもおすすめです。

 

 

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