ヨガ哲学

ヴィパッサナー瞑想とは?やり方によっては危険?体験談とおすすめの本

ヴィパッサナー瞑想 ヨガ哲学

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ヴィパッサナー瞑想とは、インドの最も古い瞑想法のひとつです。

「現在・今この瞬間」を受け止め続ける瞑想で、妄想を捨てていき、自己観察や発見の効果に繋がると言われています。

ヨガやマインドフルネスを好む方に人気があり、ヴィパッサナー瞑想を体験したいという方も増えています。

ヴィパッサナー瞑想のやり方、マインドフルネスとの違い、おすすめの本や合宿修行ができる場所、体験談をご紹介します。

ヴィパッサナー瞑想とは

ヴィパッサナー (Vipassana) は、「物事をありのままに見る」という意味です。

つまり、例えば呼吸や自分自身の身体の一点、

または一つの考えに意識を向けて、それをそのまま受け入れ、その他の幻想を排除するという瞑想のやり方です。

ヴィパッサナーは、自己観察による自己変革の方法です。

この瞑想法では、心と体が互いに影響を与えている深いレベルに焦点を当てます。
その身体感覚に注意を定めることで、心と体の相互作用を直接に体験することができるのです。
この自己観察に基づく自己発見は、心と体の深いレベルまでたどっていくことで心の汚濁を取り除き、愛と慈悲に満ちた、バランスのとれた心へと導いてくれます。

引用(日本ヴィパッサナー協会)

古代インドの瞑想法ですが、仏教の祖・ブッダによって再発見されて広められました。

 

ヴィパッサナー瞑想の効果

・集中力のアップ
・気持ちを落ち着ける
・呼吸が整い自律神経が整う
・自己観察

ヴィパッサナー瞑想は、自己観察をすることで、自分を再発見できるということを目的とする方法です。

幻想を捨てること、苦しみから解放されることを目標としています。

もちろん一般的な瞑想で得られるその他の効果にも期待ができます。

 

ヴィパッサナー瞑想の具体的なやり方とは

ヴィパッサナー瞑想のやり方

瞑想はやり方が難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。

ただ、私個人的には、ヴィパッサナー瞑想は他の瞑想法よりもやりやすいと思います。

ヴィパッサナー瞑想は、呼吸に意識を向けながら…何か考えが浮かんだら、それを見つめます。

無理に無心になろうとせず、考えを「受け取って、観察し、また呼吸に意識を戻す」というやり方です。

自分が何を考えているのか、身体のどこに意識が向くのか、あなたの本質に気づくきっかけになります。

 

歩行瞑想

ヴィパッサナー瞑想には、座った状態で、呼吸に意識を向けて行うやり方と、

歩行しながら「歩く」という行為に意識を向けながら行う方法もあります。

呼吸に意識を向けると「苦しい」「呼吸の仕方を意識しすぎて息苦しく感じる」「自然に呼吸ができない」という方にはおすすめのやり方です。

ゆっくりと歩きながら、足の裏が地に着いては離れる動きに意識を向けながら、頭に浮かんでくる考えを受け取って観察します。

 

その他の瞑想法との違いとは?

サマタ瞑想との違い

サマタ瞑想とは、呼吸に意識を向けて、呼吸にのみ意識を向けるやり方と言われています。

つまり、考えが浮かんでもそれを観察せずに、できるだけ「呼吸」という行為にのみ意識を一点集中させます。

その他の考えが浮かんでこないように考えを「静止」させる瞑想です。

 

マインドフルネスとの違い

マインドフルネス瞑想は、グーグルをはじめとしてアメリカのIT企業に取り入れられたり、ビジネスマンにも人気の瞑想法の一つです。

集中力がアップし、ストレス解消効果やパフォーマンスアップが期待できると言われて本なども多く出版されました。

マインドフルネスは、サマタ瞑想とヴィパッサナー瞑想の両方のやり方を取り入れたものです。

呼吸など何かひとつのみに意識を集中させますが、考えが浮かんだら、それを手放して、また意識を呼吸に戻していくというやり方です。

ヴィパッサナー瞑想のように、考えを観察して留まることなく、ただ流していくイメージです。

 

ヴィパッサナー瞑想は危険という批判は本当か

ヴィパッサナー瞑想は、「身体や考えをスキャンするように観察」します。

そしてその考えに集中するため、何かマイナスの考えに集中してしまうと、

精神的によくなかったり、精神疾患に陥る危険があるという考えもあります。

例えば、ヴィパッサナー瞑想の合宿では、昔のトラウマなどが頭に浮かび、それを観察していくうちに泣き出してしまう方も多いと言われています。

また、瞑想は宗教的な勧誘があって危険なのではという意見もあります。

団体によっては、強い考え方や規律などがあるかもしれません。

瞑想は、集中力アップやストレス解消など、心身のメリットを目的に行う人が多いでしょう。

心身を壊してしまっては本末転倒です。

危険かどうかを自分自身で正しく見極めて、行うことが大切だと思います。

 

ヴィパッサナー瞑想の合宿ができる場所まとめ

ヴィパッサナー瞑想と言えば、10日間の合宿修行が有名です。

一人で毎日瞑想できるようになるのが望ましいのでしょうが、

忙しい毎日を過ごす方の中で、やり方や効果を実感しやすい合宿に参加する人が増えています。

ヨガをする方やその他の瞑想で毎日に効果を感じているビジネスマンなども多いそうです。

千葉県ダンマーディッチャ

住所 千葉県長生郡睦沢町上之郷 785-3
ウェブサイト https://www.dhamma.org/ja/schedules/schadicca
合宿 ・60名が参加できる十日間コース(初めての方向け)
・子供コース
・3日コース(十日間を修了した方向け)

 

京都府ダンマバーヌ

住所 京都府船井郡京丹波町八田岩上奥2-1
ウェブサイト https://www.bhanu.dhamma.org/ja/
合宿 ・10日間合宿コース
・1割は海外からの参加者(日本語と英語で実施)

 

合宿の規律や費用

合宿に参加する場合は、ルールがあり、それに従わなければなりません。

1日の流れ

4:30~ 一人瞑想
6:30~ 朝食・休憩
8:00~ グループ瞑想
9:00~ 瞑想
11:00~ 昼食・休憩
13:00~ 瞑想
14:30~ グループ瞑想
15:30~ 瞑想
17:00~ ティータイム・休憩
18:00~ グループ瞑想
19:00~ 講話
20:15~21:00 一人瞑想

参照 ) https://www.dhamma.org/ja/schedules/schadicca

 

規律の一例

・コース中に男女が接する機会はなし
・他人の身体に触れてはいけない
・食事は菜食主義
・コースの開始から最終日の午前中まで話すことは禁止
・運動はウォーキングのみ
・外部との接触禁止(携帯電話やパソコン禁止)
・飲酒や喫煙禁止
・本、音楽、化粧など娯楽は一切禁止

 

参加費用

費用は寄付性です。

参加する前ではなく、コースが終了した後に、寄付をして帰ります。

金額も個人で決めます。

 

合宿参加の体験談

体験した感想:とても苦しく同時に楽しかった
私自身の感想もここから率直に書く。確かに10日の文字通りの「修行生活」は辛かったが、考えたり妄想したり観察することは山ほどある。10日間はむしろ短い。

引用(https://note.mu/michihiraki/n/n11647a24308d#Kn4FM)

 

ヴィパッサナー瞑想おすすめの本

合宿参加が不安という方は、まずは本でヴィパッサナー瞑想について知ってみましょう。

やり方に触れている本もあります。

初心者におすすめ★地橋英雄著

 

専門的・深く知りたい方におすすめ

入門と書いてありますが、やり方はほとんど書かれていません。

本質などをしっかり知りたいという方におすすめです。

実践したい人におすすめ

ボリュームもある本です。

実践をしていく中で恐らく疑問に思うことに対する答えが書かれています。

実践をしながら瞑想を深めたいという方におすすめです。

 

興味がある方は本を読んでみましょう

瞑想する女性

瞑想やマインドフルネスの効果が広まり、多くの人が取り入れています。

10日間のコースに参加したいという方は、合宿に参加した人の体験談などは、とても参考になります。

体力や精神力も必要なヴィパッサナー瞑想。

基本的な知識は、静かに納得いくまで読み返せる紙ベースの本で得るのもおすすめです。

興味がある方は、ぜひよく調べてみてくださいね。

 

参考になるブログ

【体験】ヴィパッサナー瞑想。効果はあった?私は悟りを開けませんでした。

[体験談]京都ヴィパッサナー瞑想を経験すると人間国宝と出会って人生が変わった話

 

 

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