初心者向け記事・コラム

ヨガ・ピラティスの停滞期との向き合い方。訪れる伸び悩みをやわらかく受け止めよう

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ヨガやピラティスを続けていると、ある日ふと、伸び悩みを感じる瞬間があるかもしれません。

本来は穏やかさや心地よさを求めて始めたはずなのに、思いどおりにいかない自分の身体にイライラしてしまう。

その気持ちに、さらに落ち込んでしまうこともあるかもしれません。

しかし、こうした停滞期は、誰にでも必ず訪れる自然なプロセスです。

むしろ、続けてきたからこそ見えてくる感覚ともいえるのです。

停滞期は「必ず訪れる自然なプロセス」

人の身体は、毎日まったく同じ状態ではありません。

睡眠の質、生理周期、疲労、ストレス、気温、気圧、前日の食事などの要因が、柔軟性や筋肉の反応にダイレクトに現れます。

ヨガをしているからといって、常に可動域が広がっていくわけではなく、むしろ波のように上下するのが自然です。

また、練習を重ねるほど身体は、変化を定着させる期間を必要とします。

筋肉や神経は、刺激を受けた後、それを吸収するための時間が欠かせないのです。

この期間は体感として伸びにくく感じられたり、いつもより可動域が狭くなったように錯覚することもあります。

停滞のように見えて、実は身体が準備段階に入っていることも少なくありません。

一歩進むために、一度止まるように見える。

それがヨガの自然なプロセスです。

 

他人と比べて落ち込んでしまう

汗をかく女性

レッスンスタジオやSNSで他の人の動きを見て、思わず比較してしまうことは誰にでもあります。

あの人はスッと前屈できるのに…あのポーズがあんなに軽く見えるなんてすごいな…。

ですがそう思う瞬間、視点は自分に対してではなく、外側に向かってしまっているとも言えるでしょう。

他人との比較がつらさを生む理由のひとつに、身体の個体差を無視してしまうことがあります。

関節の形状、筋肉の付き方、生活習慣、運動歴、遺伝的な柔軟性などは、人によってまったく違います。

可動域が広い人は、その人が特別柔らかいのではなく、股関節の構造がそのポーズにはまりやすいだけということも珍しくありません。

また、レッスンでは完成形のポーズばかりが目に入りがちですが、そこに至るまでの過程は見えていません。

誰もが地味な積み重ねをしていて、同じように停滞期も経験しているのかもしれませんよ。

比較してしまったときは、私は私の道を歩いているということを思い出しましょう。

そして、比較したときの辛さはあまり重く受け止めない。

すこし軽く受け止めるだけで、競争や焦りから距離を置きやすくなるかもしれません。

 

停滞期のときに起こりやすい身体のサイン

停滞期は、身体から小さなサインが出始める時期でもあります。

  • 昨日より前屈が浅い
  • ねじりで呼吸が入りづらい
  • バランスが妙に安定しない
  • 太ももや腰が張りやすい
  • 身体が温まりにくい
  • 集中が続かず、動作が雑になりやすい

これらの多くは、筋肉の疲労や心理的ストレスが原因であったりもします。

たとえば、筋肉に軽い炎症があると動きが重く感じられ、脳が疲れていると姿勢の制御が鈍くなります。

ヨガの動きは一見ゆっくりですが、神経と筋肉の繊細な連動が必要なため、小さな疲れが大きく影響します。

できていたことができなくなったのではなく、身体が自分を守るためのモードに入っているだけかもしれませんよ。

 

停滞期を乗り越えるためのコツ

「今日はこれが私の100%」

身体の状態は毎日変わります。

昨日より浅くても、それが今日の最適な可動域です。

無理に深めようとするほど緊張が強まり、逆効果になりがちです。

自分にとっての100%は一定ではなく、日替わりで変動するもの。

 

ポーズの深さより呼吸の質を優先する

呼吸が整うと、副交感神経が働き、筋肉が緩んでいきます。

逆に、深めようと気持ちが焦ると呼吸が乱れ、筋肉は硬くなります。

停滞期ほど、呼吸を丁寧にすることが大切です。

これが結果的に柔軟性の底上げにつながることもありますよ。

 

同じ練習ばかりせず、脱線も取り入れる

同じ動きを繰り返しすぎると、身体が慣れすぎて、刺激が入りにくくなるものです。

陰ヨガでじっくり緩める、ストレッチ系で可動域を育てる、軽めのピラティスでインナーを整える。

こうしたちょっとした脱線が、身体へ新しいスイッチを入れてくれることがあります。

 

比較してしまう日は鏡も周囲も見ない

視界から余計な情報を減らすと、呼吸や体感に意識が向きやすくなります。

特に比較しやすい日は、マットの上だけを見て集中。

自分が自分に対して形作ってしまうプレッシャーから、自然に距離がとれることでしょう。

 

無理をしない

停滞期は、無理をしてしまいやすい時期でもあります。

頑張らなきゃと思うほど、身体にダメージを与えてしまう方向へと進みやすくなるので、それはおすすめしません。

もし痛みが出たなら、それは身体からの明確なストップ信号。

逆に停滞を長引かせます。

 

停滞期に気付いたときに役に立つ視点の切り替え

停滞を感じたときこそ、感情ではなく事実に目を向けるのはいかがでしょうか。

  • 一時的に動きにくい日は誰にでもある
  • 可動域の差は優劣ではなく個人による違い
  • 深まらない日は休息のサイン
  • 練習量は無駄にならず、筋肉や神経の中に蓄積されている
  • 停滞期はいつか終わる

停滞期は、前に進めていないように見えて、身体が確実に前へ進むための土台づくりをしている時間かもしれません。

気持ちを無理に上げなくても大丈夫。

少し休んだって大丈夫。

淡々と、自分のペースで、無理なくできる範囲の練習を続けていきましょう。

 

停滞期はレベルアップのサインかもしれない

学習の成長曲線というものは、直線的に右上がりになっていくものではなく、階段のように段差があるものというのはご存じですか?

ヨガやピラティスでも同じなのかもしれません。

横ばいのように感じる期間があって、その後ふっと軽くなる。

これは筋肉や関節が変化を吸収し、安定したうえで次に進むためのプロセス。

特にヨガは、筋肉だけでなく神経系にも大きく関わっているものです。

初めての動きをするとき脳は混乱しますが、繰り返すうちに脳がこの動きは安全だと判断し、急に動きが軽くなる瞬間が訪れます。

筆者自身も何度も体感したことがある、この「急にできるようになった日」。

これは、停滞期の直後に現れやすかったように感じます。

停滞は後退ではなく、変化の手前にある静かな準備期間。

そのサインが表れているだけなのかもしれませんよ。

 

おわりに

ヨガやピラティスを長く続けている人で、今までに停滞を感じたことのない人なんていないのではないかと筆者は思います。

深まらない動きや思うようにいかない身体は、決して努力が足りないわけでも、才能がないわけでもありません。

むしろ、続けてきたからこそ気付ける繊細なサイン

ヨガやピラティスは、目に見える変化だけがすべてではありません。

呼吸を整えた時間、身体を丁寧に扱った日々、少しだけ気持ちが落ち着いた瞬間。

そうした積み重ねは、静かに、確実にあなたの中に残っていきます。

動けない日も、動ける日も、どちらも同じくらい大切な一日。

今日は今日の身体と気分のまま、できる範囲で向き合っていけばそれで十分です。

あの日々もちゃんと私を支えていたんだ、と気付く日が来ることでしょう。

 

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