ヨガは、生理痛の緩和にも効果があると言われています。
ですが、汚してしまうかもしれない不安を持ちながらのヨガは、とても気を使いますよね。
現役ヨガインストラクターおすすめの、生理中でも安心してヨガができるヨガウェアやレギンス、工夫の方法をご紹介します。
適切な服装で安心してヨガができるヨガウェアやパンツを選び、自分の身体と相談しながらムリなく行いましょう。
生理中にヨガをするのは効果的?ヨガをしてもいいの?
そもそも、生理中にヨガをしてもいいのでしょうか?
実は、インドのアシュタンガヨガの流派では、生理中はヨガをお休みしましょう、という考え方をしています。
月経中は血が体から失われていくものですから、それだけでもかなりの体力を消耗するため、それ以上の運動は望ましくないという考え方です。
しかし、ホットヨガや常温ヨガで、腰とお腹周りを温めるような適度な運動をすることは生理痛の軽減にもなります。
決まりはありませんので、ご自身の体調に合わせて、無理なくヨガをしても問題ありません。
ただし、肩倒立などの足を上にあげる逆転のポーズは控えるようにしましょう。血流の逆流を防ぐためです。
リラックス系のヨガクラスを選んだり、シャワーを自宅で浴びるなどの工夫をするとなお良いですね。
生理痛がひどい日や、生理2~3日目の出血量が多い日、PMSなどが辛い方は、身体を安静に休めてあげてくださいね。
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生理中のヨガウェアの選び方
生理中のヨガウェアは、
・漏れない
・もし漏れてしまっても分かりにくい
ものを選びましょう。
ヨガはリラックス効果や内臓機能を活発にしたり、老廃物を体外に出すデトックス効果があるため、
ヨガのレッスンの途中やレッスンの後で、急に生理が始まってしまったという方も多くいます。
生理が終わりかけていたのに、ヨガのレッスンで経血が多く出てくることもあります。
これは、ヨガをしているとおならが出やすくなるのと同じ現象です。
ここからは、生理中でも漏れが気にならずにレッスンに集中しやすいヨガウェアと対策・工夫をご紹介します。
サルエルパンツ(ゆったりしたアジアンパンツ)
生理中にヨガをするなら、下半身を締め付けない服装が最も理想的です。
腰や骨盤を締め付けるレギンスタイプのウェアは、血流を悪くしますのであまりおすすめしません。
黒のスパッツなどを履いた上で、その上からゆったりとしたサルエルパンツを二重に履くのが一番おすすめです。
特にスエット素材のパンツだと、生地も厚いので安心です。
アジアン柄なども売られていますが、柄物は生地が薄めのものが多いので、2日目などの量が多い日は不安があるかもしれません。
大きめの柄で暗めの色のパンツを選べば、もしもがあっても汚れが目立ちにくいです。
「タイパンツ・アジアンパンツ」とも呼ばれるこのタイプのパンツは、柄もかわいいため、楽しくヨガができそうです。
スカート風フリル付きのフレアヨガウェアパンツ
次におすすめなのが、スカートのようにフレアがついて、腰回りを隠す服装です。
スカートにインナー系パンツがドッキングした「スカッツ」の大人向けのものや、スポーツでも使えるようなフレア付きレギンスが最近では販売されています。
これなら、お尻部分が自然と二重になるため、パンツやレギンスよりも安心してヨガをすることができます。
レギンスでありながら体型カバーにもなるため、お尻や太ももが気になる方にもおすすめのウェアです。
普段のおしゃれにも使えそうな、ふわっとしたシフォンのフレアがついているものもあります。
ヨガウェアの下に履いておきたいインナー
インナーは、漏れをしっかりガードするような下着にしましょう。
ナプキンがずれないように、股深タイプのサニタリーショーツを選びましょう。
一番のおすすめは、ソフィなどの生理用品メーカーから販売されているものです。
もちろん下着メーカーのサニタリーショーツも可愛いものや良いものが多いですが、機能重視するのであれば、やはり生理用品専門のメーカーのものをおすすめします。
さすが生理用品メーカー!と言いたくなる履き心地です。
ウェアと合わせてヨガラグ(ヨガタオル)があるともっと安心
どれだけヨガウェアは黒いものを選んだり、タンポンをつけたりしても、やはり生理中は不安がありますよね。
特に、ヨガマットをレンタルするヨガスタジオだと、汚してしまったらどうしようという不安が付きまとうものですよね。
レンタルヨガマットの上に敷くヨガタオル(ヨガラグ)があれば、万が一漏れてしまった場合でも、他の人に迷惑をかけたてしまったり、恥ずかしい気持ちになることを防げます。
ヨガマットの上に薄いヨガラグ(ヨガタオル)を敷くだけで、もしものことを考えなくてもストレスフリーでヨガができるでしょう。
ヨガラグ(ヨガタオル)は、一番安いものであればamazonで1000円代から安く購入できます。
また、ヨガラグ(ヨガタオル)は、生理の経血がマットにつくことを防ぐだけでなく、風邪やウイルス性の病気(インフルエンザなど)の予防にもなります。
レンタルマットは、どこのスタジオもアルコール消毒などを使用後に行っていますが、自分のタオルをそのうえに敷くと、より安心です。
生理中の汚してもショックにはならないヨガラグと、普段使いの可愛いヨガラグを揃えて、その時々で使い分けるのもいいですね。
生理中のヨガウェアは、周りと自分の体調を考慮して選びましょう
生理中にヨガに行く際には、少し慎重にヨガウェアを選んでおくことで、ストレスや不安なくヨガを楽しむことができると思います。
まずは自分自身のからだのために、下半身を締め付けないゆったりした服装。
そして、周囲に迷惑がかからないように、インナーでガード。
汚れを見られてしまわないように、サルエルパンツやスカッツなどで工夫を。
万が一の場合にも備えて、マットの上に敷くヨガラグ(タオル)などを持参するとよいでしょう。
ヨガで身体を温めることや適度な運動は、生理痛にも効果があります。
しかし、生理痛がひどい時、月経の2~3日目で出血の量が多い日は、できるだけヨガは行わずにしっかりと身体を休めてあげましょう。
無理はせずに、自分の体調をよく理解した上で、自分自身のからだが気持ちよくなるようにヨガを行いましょうね。
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