カモミールのアロマオイル(精油)は、ほのかに甘い香りが特徴で、カモミールティーで香りに馴染みがあるため、アロマ初心者にもおすすめです。
カモミールにはリラックス効果が期待でき、様々なオイルとのブレンドも楽しめます。
ハーブティーだけではない、カモミールのアロマの効果、おすすめの組み合わせや使い方を紹介します。
目次
カモミールとは
項目 | 特徴 |
名前 | カモミール(ローマンカモミール)、Chamomile、Chamaemelum nobile(学名) |
科名・属名 | キク科 |
抽出部位 | 花・葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
香りの特徴 | りんごのような甘い香り |
香りの持続性・揮発速度 | ミドルノート(4時間程度) |
効果 | リラックス・鎮静・婦人科系のトラブルの緩和 |
禁忌 | 肌への直接の使用など |
相性の良いブレンド | ゼラニウム・ラベンダーなどのフローラル系、ベルガモットやセージなど |
・揮発速度が早く、最初の印象となる「トップノート」
・中間の速度で香り、ブレンドした時の中心の香り「ミドルノート」
・揮発速度が遅く、余韻のある香りとなる「ベースノート」
の3つに分けられます。
ローマンとジャーマンの違い
ローズマリーはたくさんの種類がありますが、「ローマンカモミール」と「ジャーマンカモミール」がよく知られています。
違いは、ジャーマンカモミールはモロッコやエジプトで主に生息し、花が成熟すると花芯の黄色い部分が盛り上がります。
ハーブティーに多く使われる種類です。
一方でエッセンシャルオイルとして多く使われるのが「ローマンカモミール」と言われています。
「ローマンカモミール」はフランスやイタリア、ハンガリーで主に生息し、踏むと良い香りがするため芝生のように植えられます。
香りの特徴
カモミールの香りは、カモミールティーなどで嗅いだことがある方も多いのではないでしょうか。
りんごのような甘い香りが特徴で、グリーンでスッキリとした感じもあるため、男女ともにおすすめの香りで初心者にもおすすめです。
甘くフルーティーで刺激が少ない香りと言えます。
カモミールの効果・効能
カモミールは、ヨーロッパでは古くから薬草としても使われており、心身へのメリットが多く知られます。
身体への効果
- 鎮静効果
- 鎮痛効果
- リラックス効果
- 婦人科系のトラブルの緩和
リラックス効果が高いことで知られ、寝る前に安眠効果としても使われます。
エステル類芳香成分(アンゲリカ酸イソブチル)がカモミール・ローマンの特徴成分である。
アンゲリカ酸エステル類には鎮痙・鎮静・抗炎症作用などの働きがあり、気持ちを穏やかにし、心身のバランスを取る、特に繊細で敏感な人に適している。
カモミール・ローマン精油は、薬草としては胃腸を健康に保つことや消炎剤、婦人病などに用いられてきた。
引用:愛国学園大学人間文化研究紀要 アロマテラピーに関する研究第二報 重要な精油 10 種類の成分と作用について
参考:アロマテラピーの教科書
精神的な効果
カモミールには、主に安心、リラックス効果があると言われています。
気持ちが動揺してしまうとき、就寝前などに利用してみると良いでしょう。
ローズマリーに禁忌はある?
一般的に精油は刺激が強いため、肌への直接の使用は避けましょう。
また、カモミールは香りの刺激が強い種類でも知られています。
妊娠中などで香りに敏感な時期にも使用を避けましょう。
おすすめのブレンドと使い方
カモミールの香りは、刺激が少なく様々な種類のアロマと相性がよく、自分好みのブレンドも楽しめます。
カモミールは、ブレンドすると軸の香りとなる、「ミドルノート」です。
最初にふわっと香って印象を変える「柑橘系」や、同じ甘い香りの「フローラル系」とのブレンドは、まとまりが出ておすすめです。
さっぱりとした香りが好きな方は、「ベルガモット」とブレンドをすることで印象を変えることができます。
他におすすめの使い方は、カモミールと同じようにリラックス効果があると言われる「ラベンダー」と合わせて寝る前に寝室でデュフューザーを使うと、安眠効果も期待できます。
使い方
カモミールは、甘酸っぱいりんごのような香りで、リラックス効果が期待できます。
そのため、緊張する時にハンカチに数的垂らしたり、寝る前にデフューザーで芳香浴などに使うのがおすすめです。
入浴の際に浴室に数的垂らしても、さらにリラックス効果が高まるでしょう。
アロマバスに使いたい場合は、直接湯船に入れると肌への刺激が強く感じる方も多いため、芳香浴がおすすめです。お風呂場の四隅に数的アロマを垂らして香りを楽しみながら入浴しましょう。
スキンケアのためにお風呂に入れたい場合は、必ずバスソルトやバスオイルと混ぜて使いましょう。
おすすめ商品
アロマオイルを取り扱うブランドは多くあります。
カモミールのエッセンシャルオイルは、たくさんの花から少量しか取れず、他のオイルと比べて値段が高いため、まずは3mlなどの少量から試してみるのがおすすめです。
生活の木
生活の木は、ローマンとジャーマンの両方がありますが、ジャーマンはオーダー生産となります。NEAL’S YARD REMEDIES
NEAL’S YARD REMEDIES(ニールズヤードレメディーズ)は、
コスメも豊富にあるため、まずはスキンケアコスメで香りや効果を試してみたいという方にもおすすめです。
他に、手首や首筋にそのまま塗ることができる携帯アロマもあります。
旅行などで慣れない場所でも安心する一助になるので、寝る前などにもおすすめです。
無印良品
無印良品は「カモマイル入りブレンド」など、他のオイルと既にブレンドされたものもあり、気分に合わせて選ぶことができます。
ディフューザーなども安く、アロマ初心者に手に取りやすい値段です。
カモミールのアロマオイルのまとめ
項目 | 特徴 |
名前 | カモミール(ローマンカモミール)、Chamomile、Chamaemelum nobile(学名) |
科名・属名 | キク科 |
抽出部位 | 花・葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
香りの特徴 | りんごのような甘い香り |
香りの持続性・揮発速度 | ミドルノート(4時間程度) |
効果 | リラックス・鎮静・婦人科系のトラブルの緩和 |
禁忌 | 肌への直接の使用など |
相性の良いブレンド | ゼラニウム・ラベンダーなどのフローラル系、ベルガモットやセージなど |
カモミールのアロマ(エッセンシャルオイル)は、りんごのような甘酸っぱい香りが特徴です。
気持ちを安心させるリラックス効果が期待でき、寝る前や緊張をほぐしたいときなどにおすすめです。
おすすめのブレンドは、樹木系で爽やかなものにすると、スッキリとまとまります。
ラベンダーなどのリラックス効果があるフローラル系との相性もよく、自分好みのブレンドを楽しめます。
香りは強いため、ブレンドする際は少量で試してみましょう。
よくある質問
コメント