髪の毛や肌のケアにも使え、フローラルな香りが女性に人気の「ラベンダー」のアロマオイル。
癒し効果が高く、抗菌作用などでも知られる精油の一つです。
アロマオイルの「ラベンダー」の効果・効能や、おすすめの種類と使い方、相性の良いブレンドなどを紹介します。
ラベンダーとは
項目 | 特徴 |
名前 | ラベンダー、Lavender、Lavandula angustifolia(学名) |
科名・属名 | シソ科 |
抽出部位 | 花・葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
香りの特徴 | フローラルでハーブのような香り |
香りの持続性・揮発速度 | ミドルノート(4時間前後) |
効果 | リラックス効果・鎮痛など |
禁忌 | 肌への直接の使用など |
相性の良いブレンド | ハーブ系・フローラル系・スパイス系などほとんどの香りと相性が良い |
ラベンダーは、5〜7月に紫色の花を咲かせるハーブとして知られています。
フランスを中心とした欧州では、香料作物として栽培され、ドライフラワーやポプリにして香りを楽しまれてきました。
古代ギリシャでは入浴の際にも芳香や抗菌のために使われていたと言われています。
ラベンダーの花言葉には、「清潔」「優美」などがあり、「清潔」という意味は、ギリシャのラテン語の「lavo(洗う)」に由来していると考えられています。
・揮発速度が早く、最初の印象となる「トップノート」
・中間の速度で香り、ブレンドした時の中心の香り「ミドルノート」
・揮発速度が遅く、余韻のある香りとなる「ベースノート」
の3つに分けられます。
香りの特徴
ラベンダーには、いくつか代表的な種類があります。
それぞれの香りに若干の違いがありますが、概してラベンダーのエッセンシャルオイルは、フローラルな甘い香りです。
一般的なラベンダーは「真正ラベンダー」と呼ばれ、「Lavandula officinalis」、「Lavandula augustifolia」、「Lavandula vera」、「イングリッシュ・ラベンダー」と表示されていることもあります。
アロマオイルを購入する際は、この表示を確認してみましょう。
他に、「スパイクラベンダー」「ラバンジン」という地中海付近を中心にみられる種類もあります。
これらは、少しフローラルな甘さが抑えられ、スパイシーさを含んだ香りが特徴です。
ラベンダーの効果・効能
リラックス効果
ラベンダーの香りには、リラックス効果が高いと言われています。
そのため、ハーブティーのラベンダーを寝る前に飲んだり、お風呂や寝室に芳香としてアロマオイルだけでなく、ホームセンターにはルームフレグランス商品なども多くあります。
自律神経のバランスを整え、リフレッシュ、リラックスに効果的な香りと言われています。
ラベンダーの香りは自律神経に対しては副交感神経を刺激し、血漿グリセロル値と体温、血圧を低下させ、摂食量と体
重を増加させた。脳波において自発脳波ではα波が増加しリラクゼーション効果が高いことが示された。
鎮静作用
ラベンダーの精油には、鎮静作用もあると考えらえれています。
古代ギリシャの浴場では、香りを楽しむ目的以外にも、抗菌や鎮静作用として使われていたと言われています。
ラベンダー精油の主な作用としては、抗けいれん作用47)、鎮静作用49)、抗不安作用50)などがあることがわかた。一つの精油についてさまざまな作用が報告されているのは、含有成分の種類や量がことなるためであると考えられている。
※アロマセラピーは医療ではありません。怪我や傷口に使用したい場合は医師に相談することをおすすめします。
ラベンダーの副作用や禁忌
アロマオイルは、肌への刺激があるため、直接の使用は避けましょう。
鎮静作用やリラックス効果のために利用したいという場合は、十分に希釈し、直接肌につかないようにしたり、使用時間は短くするなど、注意が必要です。
相性の良いブレンドと使い方
淡いフローラルとグリーンな香りのラベンダーは、他のどの系統のアロマとも相性がよく、様々なブレンドを楽しめます。
特にさっぱりした気分、リフレッシュ気分を味わいたい場合は、ローズマリーなどのハーブ系がおすすめです。
寝る前や寝室の芳香など、優雅な香りを楽しみたい場合は、フローラル系のゼラニウムとも相性が良く、贅沢な香りを楽しめます。
ラベンダーは、好き嫌いがあまりないため、組み合わせも豊富でアロマ初心者におすすめの香りです。
おすすめの使い方
ラベンダーの精油(エッセンシャルオイル)は、そのままディフーザーを使って部屋で香りを楽しむことはもちろん、お風呂に入れたり、ヘアオイルも簡単に作ることができます。
ラベンダーのアロマバスの入り方
アロマバスは、香りを楽しむことが目的の場合は、直接湯船に入れずにお風呂場の隅に3~4敵のアロマを垂らすことがおすすめです。
直接湯船に入れると、オイルは水に溶けないため、上に浮いて肌についてしまいます。
特に子供や敏感肌の方には直接アロマオイルを肌につけることは、おすすめしません。
どうしても湯船に入れたい場合は、油と水が混ざるように「乳化剤」を別に購入して混ぜるようにしましょう。
こちらのバスオイルは乳化剤として香りがないタイプのためおすすめです。
ヘアオイルの作り方
・アルガンオイルやホホバオイル:100ml
・ラベンダーのアロマオイル:5滴程度
食用ではない天然のアルガンオイルやホホバオイルに、ラベンダーのエッセンシャルオイルを混ぜます。
シャンプー後にタオルドライした髪につけてドライヤーをしたり、日中の乾燥防止として利用することも可能です。
主要に使うオイルの種類は、「アルガン」が髪にはベタつかずにおすすめですが、オリーブなど気に入ったものがあれば、使えます。
パッチテストをして問題なければ、マッサージオイルにも利用ができます。
おすすめ商品
ラベンダーのアロマオイルは、エッセンシャルオイル専門店だけでなく、無印良品やニトリなど、ホームセンターなどでも購入ができます。
生活の木
エッセンシャルオイルの老舗「生活の木」は、ハーブとアロマテラピーの専門店で、女性に人気のお店です。
これからアロマを始めてみたい初心者にもおすすめのメーカーです。
NEAL’S YARD REMEDIES
イギリスのオーガニック薬局から始まった、NEAL’S YARD REMEDIES(ニールズヤードレメディーズ)は、オイルだけでなくスキンケアやヘアケアのアイテムも揃っています。
ヘアオイルやスキンケアも手作りしてみたいという方は、オイルなども手に入るためおすすめです。
無印良品
無印良品は、アロマの金額も安く、お手頃です。
定番の香りだけでなく、オリジナルブレンドのオイルも評判があり、シンプルなデザインのアロマディフューザーとセットで購入する方も多いそうです。まとめ
項目 | 特徴 |
名前 | ラベンダー、Lavender、Lavandula angustifolia(学名) |
科名・属名 | シソ科 |
抽出部位 | 花・葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
香りの特徴 | フローラルでハーブのような香り |
香りの持続性・揮発速度 | ミドルノート(4時間前後) |
効果 | リラックス効果・鎮痛など |
禁忌 | 肌への直接の利用 |
相性の良いブレンド | ハーブ系・フローラル系・スパイス系などほとんどの香りと相性が良い |
ラベンダーは、ディフューザーを使って部屋の芳香剤としても使い方が幅広いアロマオイルです。
リラックス効果の他、フローラルな香りを使ったコスメなどもAmazonでは女性向けのケア商品も多く販売されています。
食用のハーブティーなどにも使われるラベンダーの香りは馴染み深く、他のどのアロマとのブレンドとも相性がいいため、初心者にもおすすめのアロマです。
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