ジンジャー(生姜)は、冷え性改善などの効果で知られ、料理やお茶にもよく使われますが、アロマ(精油)としても様々な効果効能が期待できます。
スパイスのようなスッキリとした香りで、他のエッセンシャルオイルとの相性もよくブレンドがしやすいのが特徴です。
マッサージオイルにも使われるジンジャーのアロマの効果・効能や、相性の良いブレンド、おすすめの使い方などを紹介します。
目次
ジンジャーとは
ジンジャーは、日本語で生姜(しょうが)で、料理や飲み物にもよく使われるハーブの一種です。
ジンジャーは熱帯性の多年草で、草丈は60~120cmにもなります。
原産は東南アジアと言われ、各地で食用や医療、アーユルヴェーダなど予防医療にも使われてきました。
現在は世界の暖かい場所で多く栽培されていますが、Ginger(ジンジャー)の名前は、インドのジンギ地方(Ging)に由来しているとされています。
ジンジャー(しょうが)には、ジンゲロールとショウガオールという辛味成分が含まれ、血行促進の効果があるため料理やハーブティーとして親しまれています。
ジンジャーのアロマ(精油)とは
アロマとして使われるジンジャーは、植物の茎と根の部分です。
料理にも使われる根の部分を、水蒸気蒸留法で抽出したものです。
項目 | 特徴 |
名前 | ジンジャー、Ginger(英語) Zingiber officinalis(学名) |
科名・属名 | ショウガ科 |
抽出部位 | 根、茎 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
香りの特徴 | スパイシー、さっぱり |
香りの持続性・揮発速度 | ミドルノート(3時間前後) |
効果 | 鎮痛、血行促進、リフレッシュ効果など |
禁忌 | 肌への直接の利用など |
相性の良いブレンド | 柑橘系(レモンやライム)・樹木系(ユーカリ)など |
・揮発速度が早く、最初の印象となる「トップノート」
・中間の速度で香り、ブレンドした時の中心の香り「ミドルノート」
・揮発速度が遅く、余韻のある香りとなる「ベースノート」
の3つに分けられます。
香りの特徴
ジンジャーのオイルは、スパイシーさのあるスッキリとした香りが特徴です。
男性の香水などに使われることもあり、暖かさと辛さの感じられる香りが特徴です。
少量でもスパイシーな香りが強いため、ブレンドする際は少しずつがおすすめです。
相性がいいオイルは、さっぱりとした香りのオレンジなどの柑橘系、ユーカリなどの樹木系がおすすめです。
甘いフローラル系の香りと合わせて、少し変化を持たせることも可能です。
ジンジャーのアロマの効果・効能
- 鎮痛作用
- 食欲増進
- 消化促進
- 血行促進
- リフレッシュ効果
身体への効果
ジンジャーの香りは、食用と同様に、食欲増進や、消化を促すとされ、暑い地方でスパイスとして使われるのは、夏バテで食欲がない時にも効果的だと考えられているためです。
さらに、血行を促進する効果も期待できます。
食用のジンジャーは冬にハーブティーとして飲む以外にも、マッサージオイルにもよく利用されます。
精神的効果
スッキリとした香りが特徴的なため、リフレッシュ効果が高いとされています。
雨の日の憂鬱な気分を変えたい時や、集中力をアップさせたい時などにジンジャーのアロマはおすすめです。
ジンジャーアロマの禁忌
ジンジャーのアロマは、刺激性のアロマオイルのため、肌への直接の使用は禁忌だと言われています。
アロマバスに使いたい場合は、必ず乳化剤を使用するか、芳香浴としてバスルームの四隅にオイルを垂らすなどの使い方がおすすめです。
ジンジャーのオイルが含まれた石鹸などは、アロマの量が少量のため、試しやすいでしょう。
相性の良いブレンドと使い方
ジンジャーのアロマは、さっぱりとしたスパイシーな香りのため、同じようにスッキリとした香りが特徴の樹木系(ユーカリなど)や、オレンジなどの柑橘系とのブレンドがおすすめです。
また、イランイランやゼラニウムなど、フローラル系の甘い香りに、少しジンジャーを加えることで、ピリッとしたアクセントを出すこともできます。
甘い香りが苦手な男性のいるご家庭でも使いやすいでしょう。
おすすめの使い方
ジンジャーのアロマは、刺激のある香りのため、量を後からでも調整しやすい、部屋でアロマディフーザーや、芳香浴に使うのがおすすめです。
マッサージオイルやアロマバスをおすすめするサイトもありますが、敏感肌の方は使い方に注意が必要です。
アロマバスは直接湯船にオイルを入れることは避け、浴室の隅に数的アロマを垂らして香りを楽しむ芳香浴にしましょう。
浴室でよりデトックス効果を得たい場合は、アロマオイルを使った自家製の石鹸は、希釈されますが香りが楽しめるためおすすめです。
自家製ジンジャーアロマ石鹸の作り方
・水:30ml
・ジンジャーアロマオイル:10滴程度
・ソープベース:100g
- STEP1材料を混ぜるジップロックなどの丈夫なビニールにソープベースを100g入れ、アロマを加えます。
- STEP2水を入れて練る水は少し温かくしてから少しずつ加え、よく練ります。
- STEP3型に流す牛乳パックなどの型に流し入れて固めます。
- STEP4乾燥させる型から取り出したら、2週間ほど乾燥させましょう。
ジンジャーのアロマを別のアロマオイルに変えても、アロマの石鹸が作れます。
おすすめ商品
ジンジャーのアロマオイルは、エッセンシャルオイル専門店だけでなく、無印良品などのホームセンターなどでも購入ができます。
生活の木
エッセンシャルオイルの老舗「生活の木」は、ハーブとアロマテラピーの専門店で、女性に人気です。
NEAL’S YARD REMEDIES
イギリスのオーガニック薬局から始まった、NEAL’S YARD REMEDIES(ニールズヤードレメディーズ)は、オイルだけでなくスキンケアやヘアケア、石鹸などのアイテムも揃っています。
入浴剤は、肌に刺激が少ないよいうに加工されているため、発汗作用やデトックスしたい方におすすめです。
2600円前後のため、プレゼントにもおすすめです。
まとめ
項目 | 特徴 |
名前 | ジンジャー、Ginger(英語) Zingiber officinalis(学名) |
科名・属名 | ショウガ科 |
抽出部位 | 根、茎 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
香りの特徴 | スパイシー、さっぱり |
香りの持続性・揮発速度 | ミドルノート(3時間前後) |
効果 | 鎮痛、食欲増進、消化促進、血行促進、リフレッシュ効果など |
禁忌 | 肌への直接の利用 |
相性の良いブレンド | 柑橘系(レモンやライム)・樹木系(ユーカリ)など |
ジンジャーのアロマオイルは、ディフューザーや芳香剤として利用するだけでなく、発汗や血行促進の効果を期待したマッサージオイルやバスソルトなどへの使用方法も多くあります。
スッキリとした香りで他のアロマとの相性もブレンドしやすいため、初心者にもおすすめのアロマです。
よくある質問
コメント