ブラックペッパーのアロマの使い方は?ハーブや香水としても使われる精油の効果も紹介!

ブラックペッパー スパイス系

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ブラックペッパーのアロマオイル(精油)は、コショウの乾燥させた果実から抽出されます。

刺激のある香りで、料理はもちろん、香水などにも使われるスパイシーで温かみがある香りです。

心身を活性化し、温める効果が期待できると言われています。

ブラックペッパーのアロマの効果・効能、おすすめの使い方やブレンドを紹介します。

ブラックペッパーとは

ブラックペッパー

項目 特徴
名前 ブラックペッパー、Piper nigrum(学名)
科名・属名 コショウ科
抽出部位 果実(乾燥させた果実)
抽出方法 水蒸気蒸留法
香りの特徴 スパイシーで温かみがある香り。刺激がある。
香りの持続性・揮発速度 トップノート(20分程度)
効果 心身の活性化・無気力改善・胃腸の働きを整える・食欲増進
禁忌 肌への直接の使用、妊娠初期や敏感肌の方の使用など
相性の良いブレンド ローズ、フランキンセンスフェンネルベルガモットなどハーブ系やスパイス系、柑橘系とも相性が良い
香りの持続・揮発速度「ノート」とは、アロマの香りの揮発速度を表すものです。
・揮発速度が早く、最初の印象となる「トップノート」
・中間の速度で香り、ブレンドした時の中心の香り「ミドルノート」
・揮発速度が遅く、余韻のある香りとなる「ベースノート」
の3つに分けられます。

ブラックペッパーは、インド原産のつる性の植物です。

インドのアーユルヴェーダではもちろん、中国や日本でも昔は東洋医学・漢方医学の重要な素材として使われました。

中世では高価なコショウは税金の支払いなどにも使われていたほど、貴重なものでした。

植物は常緑低木で、実の色は緑から赤、黒と変化し、果皮が黒くなたものを黒コショウと呼びます。

香りの特徴

アロマオイルの瓶

ブラックペッパーのアロマの香りは、スパイスのピリッとした特徴と温かみのある香りです。

香りの印象が強く刺激があるため、少量から使うことをおすすめします。

フローラルな香りと合わせてスパイスを効かて、男性用の香水などにも多く使われる香りです。

ブラックペッパーの効果・効能

ブラックペッパーの精油には、心身に様々な効果が期待できますので紹介します。

身体への効果

  • 冷え性改善
  • 胃腸の調子を整える
  • 食欲増進
  • 消化促進

他に、高齢者の嚥下障害を緩和する試験結果があり、研究が進められています。

脳血管障害の既往のある介護施設入所 者にブラックペッパー(黒コショウ)のアロマオイルによる嗅覚刺激を行うと,ラベンダーオイルや蒸留水を用 いた場合に比べて嚥下反射の潜時が短縮し,嚥下反射の 惹起性が改善したと報告した.
引用:耳鼻咽喉科臨床学会:嚥下障害に対する薬物治療の現状と将来展望

この精油に多く含まれるB-カリオフィレンには、体液循環の促進と胃酸分泌を抑えて胃の粘膜を保護する作用があることが知られている。
引用:アロマテラピーの教科書

また、ブラックペッパーオイルの香りを嗅いだ前後の唾液分泌量の増減の実験により、ブラックペッパーアロマは唾液を増加させるという結果もあります。

参考:アロマオイルのニオイ刺激による唾液分泌促進効果―ブラックペッパーオイルとカルダモンオイルの場合―

精神的な効果

  • 抗うつ作用
  • 活性化
  • 無気力改善

ブラックペッパーは、疲労からくる無関心や無感動になっている時に効果的だと言われています。

心身を活性化させて生き生きとさせる効果が期待できます。

参考:アロマテラピーの教科書

ブラックペッパーに禁忌はある?

一般的に精油は刺激が強いため、肌への直接の使用は避けましょう。

特にブラックペッパーはコショウ科で刺激が強いため、敏感肌の方には注意が必要です。

手作りコスメなどでも、必ずパッチテストをしましょう。

また、刺激ある香りのため、急にたくさんの量を使わずに、少しずつ利用してみましょう。

妊娠初期にも刺激を避ける方が良いでしょう。

おすすめの使い方

アロマのブレンド
ブラックペッパーは、温める効果が期待できるため、芳香浴の他、アロマバス(足浴)やマッサージなどにも使われます。

ただし、刺激のあるオイルのため、敏感肌の方は特に注意が必要です。

そのため私は、お風呂には入れたりコスメに使ったりせず、浴室で桶に湯を張って数滴垂らして芳香浴がおすすめです。

もしもアロマバス(足浴)などに使う場合は、必ず乳化剤や植物油に混ぜて使いましょう。

芳香浴の場合も、濃度は、30mlの基の水に1滴程度で良いでしょう。

心身を活性化させるため、朝に使うのがおすすめです。

おすすめのブレンド

フローラルなローズの香りに少し刺激を加えて変化を持たせるブレンドは、やわらかな香りに締まりが出て男性にもおすすめです。

他にもハーブ系、スパイス系とも相性が良いです。

木の爽やかな香りが特徴でベースノート(香りの軸となる)のフランキンセンスと混ぜて印象を変えても良いでしょう。

消化促進や血行促進効果のために使うなら、同じ消化系の効果が期待できるフェンネルベルガモットとの組み合わせもおすすめです。

おすすめ精油

アロマオイルを取り扱うブランドは多くあります。

ブラックペッパーの精油は少量づつしか使わないため、購入の分量も少しだけから購入がおすすめです。

NEAL’S YARD REMEDIES

NEAL’S YARD REMEDIES(ニールズヤードレメディーズ)は、コスメも豊富にあるため、まずはスキンケアコスメで香りや効果を試してみたいという方にもおすすめのブランドです。

その他、少量からアマゾンなどでも購入が可能です。

ブラックペッパーのアロマオイルのまとめ

ブラックペッパー

項目 特徴
名前 ブラックペッパー、Piper nigrum(学名)
科名・属名 コショウ科
抽出部位 果実(乾燥させた果実)
抽出方法 水蒸気蒸留法
香りの特徴 スパイシーで温かみがある香り。刺激がある。
香りの持続性・揮発速度 トップノート(20分程度)
効果 心身の活性化・無気力改善・胃腸の働きを整える・食欲増進
禁忌 肌への直接の使用、妊娠初期や敏感肌の方の使用など
相性の良いブレンド ローズ、フランキンセンスフェンネルベルガモットなどハーブ系やスパイス系、柑橘系とも相性が良い

ブラックペッパーのアロマは、スパイシーで温かみのある香りです。

心身を活性化させ、冷え性や消化促進などの効果が期待でき、食後や朝の使用がおすすめです。

ブレンドするときは、香りが長く続くものと合わせると、最初の印象が変わっておすすめです。

フローラル系と合わせると、ピリッとまとまり、柑橘系やハーブ系とも相性がいいです。

刺激が強いため、使うときは必ず少量から使いましょう。

 

よくある質問

ブラックペッパーのアロマ(エッセンシャルオイル)はどんな香りですか?
A. スパイシーで温かみがある香りです。刺激があります。

 

ブラックペッパーの効果効能は何ですか?
A. 心身の活性化、消化促進、食欲増進、温める、冷え性改善などの効果が期待できます。

 

ブレンドに相性のいいアロマはありますか?
A. フローラル系のアロマや、さっぱりとした柑橘系とのブレンドがおすすめです。

 

おすすめの使い方はありますか?
A. 冷え性改善などの効果があるため、浴室で桶に数滴垂らして芳香浴や、食後にディフューザーを利用するのもおすすめです。

 

注意点はありますか?
A. 刺激が強いため、肌への利用や、直接湯船に入れることは避けましょう。また、香りも強いため、少量から使用しましょう。

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