転職の合間に何をする?~農家で居候という選択~

転職の合間に何をする?~農家で居候という選択~

3か月間、今の仕事をせずに、何でもしていいという状況に置かれたら、何をしますか?
私は日本の会社を退職後、アメリカの転職先に行く前に3か月ほどの時間がありました。
さて何をしようかと真剣に考えました。
これまで毎朝早起きをして会社に行き、夜に帰宅をして寝るだけという、サラリーマン生活をしていましたので、ポーンと「なんでもしていいよ」という自由な時間に投げ出されると、何をしていいものかわからなくなったのです。
せっかくの自由な時間、有効に好きなことをして過ごそうと考えました。
ところが、もちろん働かないのですから収入はありません。
「お金をかけずに楽しむ」ために知恵を絞るしかありません。
元来無駄な出費はしない性格である私は、お金をかけずに楽しむ方法を見つけるのは得意技です。

常に新しい地に行き、新しい文化に触れたいと思うほど旅好きですが、費用は抑えたい…。
海外旅行も趣味の一つですが、これから海外で仕事をするのですから日本国内で過ごしたい…。
これまで東京のビル群の中でせわしなく働いていたため、どこか自然に囲まれたのどかな場所で過ごしたい…。

そこでたどり着いたアイデアが、「農家に居候させてもらう」でした。

早速調べてみると、農家で農業のお仕事を手伝う代わりに、一日3食と寝る場所を提供してもらえるうという、素晴らしい仕組みを構築して行っている団体を見つけました。

今や世界中に広まっている、「WWOOF」(ウーフ)です。
「WOOF」とは、World Wide Opportunities on Organic Farm という団体で、世界各地のオーガニック農家と人々をつなぐ活動をしています。
お金ではなく、食や自然に対する教育、経験を、そして人々の持続可能なコミュニティづくりを目的とした団体です。

ウーファーと呼ばれるボランティア(訪問者)と、ホストと呼ばれるオーガニック農家(受け入れ側)がこの団体に登録をすることで、ボランティアを受け入れたい農家と、オーガニック農業を学びたい・手伝いたいというボランティアを繋いでいます。

1971年にイングランドで設立されたこのWWOOFは、ロンドンの女性が、都市に住む人々が田舎と触れ合える機会を作りたいと願って作られたものだそうです。
その後、このアイデアは世界各国に広まり、日本でも「WWOOF Japan」として日本ウェブサイトが作られています。

私はこのウェブサイトを見つけて、WWOOFジャパンに登録し、ホストを探してオーガニック農家に滞在しました。

3か月の自由な時間があったため、せっかくならば多くの経験をしたいと思い、
群馬、栃木、石垣島にそれぞれ1か月づつ滞在しました。

どこの地でも、受け入れ先のご家庭では家族のように温かく迎えてくれました。
なによりも毎日しっかり身体を動かして働いた後に食べる、畑で取れたばかりの野菜を使ったオーガニック中心の食事には感激しました。

「安全でおいしいものを、おいしくいただく。」

今でも意識をして続けていることの一つです。
身体とこころの両方がよろこぶ食事を心がけています。

WWOOFについては別途また詳しくお話させていただきますが、この短い間の経験は、その後の私の食生活を変えました。
たった3か月の期間が残りの私の全生涯に影響した、と考えるとすごいことです。

2週間だけでもお時間があるなら、ぜひ一度体験されることをおすすめします。
きっと新しい発見、自分に変化が現れるはずです。

ぜひ、転職で幸いにも自由な時間がある方は、検討してみてくださいね。