ピラティスというと、マットの上でゆっくりと体を動かすイメージを持っている方が多いかもしれません。
でも実は、ピラティスにはさまざまな道具(プロップス)やマシンが登場します。
これらの道具を使うことで、初心者でも正しい姿勢を保ちやすくなったり、効率的にインナーマッスルを鍛えられたりするんです。
この記事では、ピラティス初心者さんが知っておくべき、代表的な道具(プロップス)を一つずつ分かりやすく紹介します。
お家での自主トレを充実させたい人も、これからスタジオ通いを始めようとしている人も、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
まず、プロップスって何?
ピラティスで使う「道具」や「補助器具」のことを、「プロップス(props)」と呼びます。
もともと英語で「支えるもの」「補助道具」という意味がある語で、
ピラティスやヨガの世界では、「動きをサポートしたり、正しいフォームを保つために使う道具」という意味で使われます。
例えば、このあとご紹介していくピラティスマットや、ピラティスリング(マジックサークル)、ミニボール、フォームローラー、セラバンド、ブロックやクッション類…
こういったものは、全てプロップスに含まれます。
「マシンピラティス」は別枠で、リフォーマーやキャデラックなどの大型器具を使いますが、それに対してプロップスは手軽に持ち運びできる小道具といったイメージですね。
ピラティスの王道!マット(マットピラティス)
マットピラティスは最もベーシックなスタイルで、文字通りマット1枚あれば始められる手軽さが魅力。
ヨガマットとの違いは「厚さ」。
ピラティスマットは一般的に6〜15mmと厚みがあり、床との衝撃を和らげてくれるのが特徴です。
初心者におすすめの選び方
- 厚みは10mm以上が安心
- 滑りにくい素材を選ぶ
- 丸めて収納しやすいものが◎
価格の目安
お手頃なもので2,000〜4,000円前後で購入できます。
ブランドや素材によっては1万円近くするものも。
自宅ピラティスの味方!ピラティスリング(マジックサークル)
リング状の弾力のある器具で、両手や太ももに挟んで使うことで筋肉に負荷をかけながら正しい動きを身につけられる道具です。
初心者にも嬉しいポイント
- 動きが少なくても効くから、自宅で気軽にできる
- 内ももや二の腕、体幹に効く
- 正しい姿勢をキープしやすい
選び方と価格
直径35〜38cm程度、適度な弾力のあるタイプが◎。
価格は2,000〜4,000円前後。
姿勢改善に◎ ピラティスボール(ミニボール)
ピラティスボールは、直径20〜30cmほどの柔らかいボールです。
背中や腰の下に置いたり、脚に挟んだりして使います。
姿勢改善や骨盤調整、体幹強化に最適。
ボールがあるとできること
- 腰痛予防のエクササイズ
- 骨盤のゆがみケア
- バランス感覚のトレーニング
価格と注意点
安いものであれば、1,000円程度から購入できます。
空気圧の調整ができるタイプがおすすめ。
初心者のフォーム補助に!フォームローラー
フォームローラー(ストレッチポール)は、円柱型の硬めのウレタン製ポール。
背中や脚の下に置いてストレッチや筋膜リリースに使用されます。
ピラティスでの活用法
- 体幹のバランスを整える
- 姿勢の意識づけ
- 肩甲骨まわりの可動域を広げる
初心者の注意点
硬すぎるものはNG。少し柔らかめのソフトタイプからスタートしましょう。
フォームローラーの詳しい選び方などは下記の記事にてご紹介しています!
これぞマシンピラティス!リフォーマー
本格的なピラティスマシンであるリフォーマーは、スライドするベッド状の台にバネやロープがついたマシンです。
寝たままでも体幹や筋力を鍛えられ、正しい軌道で動けるのが特徴です。
どんな効果がある?
- 骨盤や背骨の安定
- 股関節や肩の柔軟性UP
- 姿勢のクセの改善
初心者はどう使う?
たとえばチョコザップの一部店舗などで、リフォーマーを置いてあることもありますよね。
カラダの動きの補助をしてくれる便利なマシンですが、ピラティス初心者さんだと準備や使い方に苦戦するかもしれません。
使い方を紹介してくれている動画などもありますが、
まずはスタジオで、教えてくれるインストラクターの指導のもとで始めることをおすすめします。
その他、あると便利な道具たち
スモールボール(セラバンドボール)
ピラティスボールと似ていますが、少し硬め。
腹筋や骨盤底筋を意識するのに◎
セラバンド(エクササイズバンド)
ゴム製のバンドで、伸縮性を活かして筋トレやストレッチに使えます。
手軽なのに負荷を調整しやすくて便利。
ヘッドクッション(ネックサポート)
首にかける負担を軽減できる道具。寝転がるエクササイズの際にとくに活躍。
グリップソックス
滑り防止+衛生面でも安心!スタジオ参加のマナーとしても◎
初心者さんへのアドバイス!道具選びのコツと始め方
まずは「マット+リング」か「マット+ボール」でOKです!
最初からすべて揃えなくても大丈夫。
マットがあれば、動画を見ながら始められることがたくさんあります。
その他のプロップスは、自分の目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
姿勢改善を目的とするならボール・フォームローラー、
筋トレ効果重視ならピラティスリングやバンドなどですね。
まとめ 〜道具を味方につけて、楽しくピラティス習慣を〜
ピラティスは「道具があるからこそ、初心者でも始めやすい」フィットネスです。
使い方を覚えれば、おうちでもスタジオでも、効率よく楽しく続けることができます。
まずは気になるグッズからひとつ、ピラティス習慣を始めてみませんか?
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