ピラティスインストラクターの資格が取得できる東京の養成スクールを紹介します。
ピラティスインストラクターの資格には、海外の流派(団体)など、種類がいくつかあります。
そこで資格の種類・流派の一覧と、スクールによる費用や取得期間を分かりやすくまとめました。
- 評判の流派、種類は?
- 海外の国際的資格(PMA)のメリットは?
- 取得にかかる費用、料金は?
- どの学校や団体で取るのがおすすめ?
など、ピラティスの資格についてくわしく説明しています。
ぜひあなたに合った通い方のできる、講座を見つけましょう。
目次
ピラティスの資格の種類とマットとマシン(リフォーマー)の違い
ピラティスの種類には、ヨガマットなどの上でエクササイズを行う「マットピラティス」と機械(マシン)を使って行う「マシンピラティス・リフォーマーピラティス」があります。
「マットピラティス」は、名前の通りマットの上で行うため、大人数でも可能です。
複数人でのピラティスのクラスは通常「マットピラティス」です。
「リフォーマー」とは、ピラティスのマシンの代表的なものの一つ。
ピラティスのマシンは「チェア」「バレル」「キャデラック」など、たくさんあります。
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その中でも需要が最も多く、マシンの代表ともいえるのが「リフォーマー」です。
ピラティス リフォーマー
地味に疲れる。 pic.twitter.com/mRwJb720kp— 密山祥吾 | Mitsuyama Shogo (@MitsuyamaShogo) March 13, 2021
マシンピラティスの中でも「リフォーマー」の資格を取るインストラクターが多くなっています。
通常この機械(マシン、リフォーマー)は、ピラティススタジオによっては数も限られ、セミプライベートレッスンやパーソナルレッスンなどのスタジオで行われることが多いピラティスのタイプです。
マットとマシン、どっちの資格が人気?
ピラティスインストラクターの資格を取りたいと思った時に、
「マットピラティス」と「マシン・リフォーマー」のどっちの資格を取るべきか、迷うでしょう。
もちろん、どちらも取得すれば、その分たくさんのことを学べます。
もしインストラクターとして就職し、仕事をするなら、求人が多いのは「マットピラティス」のスタジオです。
最近はヨガスタジオがピラティスのレッスンも開催しているため、ヨガマットでできる「マットピラティス」の方が需要が多いのも理由の一つです。
しかし「リフォーマー」の求人があれば、パーソナルに近いレッスンができるため、1クラス当たりの報酬が高くなる傾向があります。
まずはマットの資格を取得し、その後経験を積みながらステップアップや収入のアップを目指し、リフォーマーや他のマシンの資格を取得する人が多いようです。
MPA認定されているピラティスの5大流派比較
ピラティスの資格には、海外や国内の種類や流派(団体)が多くあります。
そのとりまとめを行っているピラティスの国際団体が、ザ・ピラティス・メソッド・アライアンス(The Pilates Method Alliance®:PMA)です。
ジョセフHとクララ・ピラティス(Joseph H. and Clara Pilates)によって設立された国際的な非営利専門団体です。
PMAは、ピラティスの認証制度やインストラクターの教育基準を設定して、世界各地たくさんのピラティスの資格を発行しているスクールや団体を取りまとめ、資格の質を維持しているものといえます。
以下たくさんのピラティスの資格を紹介しますが、PMAに加盟している団体かどうかは重要なポイントです。
加盟していない独自団体もたくさんありますが、国際的な基準とは内容が違うことがあるといわれています。
ピラティスインストラクターとして将来就職をしたいなら、全国でも認知のあるPMAに加盟した団体で資格を取得することをおすすめします。
PMA認定スクール | 費用 | ポイント |
バランスドボディ (Balanced Body) |
マット:329,000円 リフォーマー:410,000円 |
・ピラティスマシン製造メーカーによる資格 ・解剖学の講座が充実 |
バシピラティス (basi pilates) |
マット:306,000円 マシン:555,600円 |
・PMA理事が創始者 ・科学的な側面も多い |
FTP Pilates |
マット:170,000~190,000円 | ・同じ流派のスタジオが各地に多数ある ・80年以上の歴史 |
Peak Pilates (ピークピラティス) |
マット&マシン:480,600円 | ・アメリカで人気 ・チェアやバレルなど他のマシン資格もあり |
ポールスターピラティス® |
マット:226,800円 マシン:270,000円 |
・通学とオンラインで取得可能 |
※それぞれの資格詳細にジャンプします。
バランスドボディ(Balanced Body)
バランスドボディは、40年以上の歴史を持つ、ピラティスマシン製造メーカー「バランスドボディ社」による教育プログラムです。
ピラティスマット、マシンインストラクター資格コースの他にも、3D解剖学・MOTR®などのコースもあり、総合的に指導力のあるインストラクターを目指すことができると口コミでも評判のスクールです。
バランスドボディ社の作るピラティスマシンは、他の多くの流派のピラティス団体に使われています。
そのため、どんな流派にも偏らない最新と伝統のメソッドを、じっくりと学ぶことができます。
取得できる資格の費用と期間は?
<マットインストラクター>
コースの内容 | 時間 | 料金(税込) |
Mat1(初級) | 16時間 | 88,000円 |
Mat2(中級) | 16時間 | 88,000円 |
Mat3(上級) | 16時間 | 88,000円 |
動きの原則 | 16時間 | 88,000円 |
合計 | 74時間 | 352,000円 → セットプランで329,000円 |
・試験の要件として、20時間のマット個人セッションと、35時間の指導練習、15時間の見学が必要
<リフォーマーインストラクター>
コースの内容 | 時間 | 料金(税込) |
動きの原則 | 16時間 | 88,000円 |
Reformer1(初級) | 16時間 | 130,000円 |
Reformer2(中級) | 16時間 | 120,000円 |
Reformer3(上級) | 16時間 | 120,000円 |
合計 | 74時間 | 458,000円 → セットプランで410,000円 |
・試験の要件として、50時間のリフォーマー個人セッションと、90時間の指導練習、30時間の見学が必要
<AI3D解剖学講座>
AI3D解剖学講座(一般) | 20時間 | 99,000円 |
※AI3D解剖学講座の受講は任意選択ですが、受講者の半数がAI3D解剖学講座を受講します。他で解剖学を学んでいない方には必要かと思います。
基本的にオンラインでの受講も可能ですが、一部対面でないと受けられない講座(Reformer3など)もあります。
最後のテストアウト(資格認定試験)もオンラインで受験することも可能です。
資格取得後はzen place studioでのインストラクター採用オーディションを受けることが可能です。
また、認定資格の更新・継続は、2年に一度、計16時間のコース受講のみとなっています。無理なく、継続しやすいのも人気の理由のひとつです。
講座を開催している店舗
まずはマットコースから始めてみましょう。
マットコースは現在、オンラインまたは「zen place pilates 吉祥寺」「zen place pilates 五反田併設スタジオ」「zen place pilates 西葛西」「zen place pilates 浦和」「ピラティススタジオエッセンス(名古屋)」「Pilates Studio 『yuie』(静岡)」に受講会場があります。
随時体験会や相談会、資料請求は無料で行っています。ぜひ一度体験説明会に行ってみましょう。
参考記事
バランスドボディのインストラクター講座に行ってみました!
バシピラティス(basi pilates)
BASIピラティス(BodyArtsSienceInternational/BASI)は、南カリフォルニア、ニューポートビーチに本部を構えて、 全米各地、世界30カ国にわたる世界最大規模のピラティス専門のプログラムです。
世界各地で通用する、国際的なピラティス資格です。
また創始者のライル・イサコウィッツは、世界のピラティス界のリーダーとして非常に有名です。
ピラティス教育の規格統一団体であるPMA(Pilates Method Alliance)においても理事を務め、ワークショップなどもとても人気です。
BASIピラティス養成講座は、伝統的なピラティスの医療的なメソッドに、科学究的知識を盛り込み、スポーツ選手やダンサー、ヨガインストラクターなども多く受講する、どんな分野でも取り入れることのできるメソッドを学べます。
取得できる資格の費用や期間は?
資格 | 費用 | 期間 |
マットピラティス インストラクター |
306,000円 | 総時間数36時間(6日)+ 試験1日 + 課題 |
マシンピラティス インストラクター |
555,600円 | 総時間数72時間(12日) + 試験1日 + 課題 |
※マシンピラティスインストラクターコースの受講には、マット資格が必要です。
平日短期間コースや土日週末のみのコースなどもあり、お仕事をされている方や育児中の方でも通いやすいスケジュールが豊富です。
このほかに、理学療法士や医師、看護師、作業療法士、カイロプラクティックなどを仕事とされている方向けの「【医療従事者向け】basi pilates養成コース」などもあり、専門的な内容を学べるスクールです。
また、資格取得後は、更新の必要はありません。
継続して受けられる海外講師や上級者インストラクターのワークショップなど、常に成長をできる環境があります。
資格はどこで取れる?
都内でピラティススタジオを展開する「zen place pilates(旧basiピラティス)」を中心に、東京・大阪・岩手・名古屋・北海道・仙台の6都市で、随時講座を開催しています。
スタジオは、リフォーマーをはじめ、ピラティスマシンを完備しているため、少人数制で実際にマシンを使いながら勉強ができます。
都内では五反田、銀座、本郷店などで、説明会や無料体験会も行っています。
一度スタジオに体験に行ってみましょう。
FTP Pilates (Fit To Perform)
Fit To Performは、1991年にイギリス・ロンドンで開発されたフィットネス教育組織です。
写真引用:https://ftpjapan.amebaownd.com/
日本では1998年にFTPインストラクタープログラムを開始して、これまで多くの日本人インストラクターを養成しています。
日本各地にFTP Pilatesアカデミーがあり、各アカデミーに在籍するFTPマスタートレーナーによりFTPインストラクターの養成・トレーニングが行われています。
FTPピラティスは、ピラティスの開発者であるドイツ人ジョセフ・ピラティス氏の伝統を引き継ぎながら、約80年間かけて進化してきたエクササイズの数々をマスターする事ができます。
FTPが発行する資格の種類は?
FTPピラティスが発行する資格は3種類あります。
- ベーシックマットピラティスインストラクター(FTP Basic Mat Pilates Instructor)
- べーシックマットピラティスプラスインストラクター(Basic Mat Pilates Plus Instructor)
- マタニティピラティスコース(Maternity Pilates Course)
ベーシックマットピラティスインストラクターは、ピラティスの歴史や法則など、初級者向けピラティスに基づいたエクササイズの基本知識を学びます。
また、基本的なマットの上でのピラティスの技術、指導方法を学べるトレーニング内容です。
べーシックマットピラティスプラスインストラクターは、クラスデザインの方法やリラクゼーションの方法など、ベーシックコースから更にステップアップできる内容です。
マタニティピラティスコースでは、妊娠している女性やママになった女性のためのエクササイズを学びます。
帝王切開をした方や授乳中の方など、それぞれの方に合わせたリハビリ的な効果的な動きを学ぶことができます。
費用は安い?期間は?
資格 | 費用 | 期間 |
ベーシックマットピラティス | 17~19万円 | 6日間程度(30時間) |
べーシックマットピラティスプラス | 17~19万円 | 6日間程度(24時間) |
比較的短期間で資格取得できるスクールが多いです。
どこで資格が取れる?
FTPピラティスの流派のスタジオは日本各地にあり、各地でインストラクター養成コースを開催しています。
本部は新宿にあり、ホームページから加盟店と資格を取得できるスクールを検索できるため、チェックしてみましょう。
スタジオによって講座料金に若干の違いがあります。
<FTPピラティス Japan支部>
ウェブサイト | https://ftpjapan.amebaownd.com/ |
住所 | 東京都新宿区西新宿6-15-1 セントラルパークタワー ラ・トゥール新宿602 |
Peak Pilates(ピークピラティス)
米国ピラティス団体の中心的な存在であるPeak Pilates(ピークピラティス)。
※画像引用:http://www.pilates-all.com/
ピラティスの各資格の基準を取りまとめているアメリカのNPO団体ピラティス・メソッド・アライアンス(PMA)認定の教育機関であり、スポンサーでもあります。
アメリカでは非常に有名な資格と団体で、多くのアスリートやセレブがこの流派のピラティスを実践しています。
費用は安い?期間は?
資格 | 費用 | 期間 |
エクイップメント認定資格 (マット&マシンピラティス) |
480,600円 | 80時間講習+見学25時間、個人練習60時間、指導35時間 |
マット認定資格 | 151,200円 | 全50時間 |
そのほかにもチェアやバレルなどの資格も別途取得可能です。
資格取得にかかる期間の長さは、スクールの日程によりますが、エクイップメントは約5ヶ月程度、マットは4~10日間で取得ができるスケジュールです。
資格はどこで取れる?
日本でPeak Pilatesライセンストレーニングセンターとして認定を受けているのは、東京の恵比寿と鎌倉にある「ピラティスアライアンス」だけです。
恵比寿店 | 東京都渋谷区恵比寿4-7-6 Urban Ebis Studio 2A |
鎌倉店 | 神奈川県鎌倉市御成町9−34 |
インストラクター養成のコースやワークショップは随時行っていますので、体験に行ってみることをおすすめします。
どちらのスタジオにもリフォーマーをはじめ、さまざまなピラティスに使うマシンが完備されており、実際に手に取って体験をしながら勉強ができます。
ポールスターピラティス®
ポールスターピラティスは、本部のアメリカをはじめ、世界30ヶ国でリハビリテーションからフィットス、スポーツにも応用されているピラティスのメゾットです。
※画像引用:http://legacy.polestarpilates.com/en/
アメリカでは、ピラティス資格の統括を行っているザ・ピラティス・メソッド・アライアンス(The Pilates Method Alliance®)(PMA)のサポートもしている、世界的基準を満たす安心の資格です。
資格の費用や期間は?
資格 | 費用 | 期間 |
マット養成コース | 226,800円 | 約5日間(通学とオンライン学習) |
リフォーマー養成コース | 270,000円 | 約6日間(通学とオンライン学習) |
※資格更新には75~140ドルかかります。
どこで取れる?
ウェブサイト | https://www.polestarjapan.org/ |
住所 | 東京都台東区蔵前3-12-9鈴梅第一ビル9階(BODY WORK STUDIO 元気工房) |
その他の代表的なピラティス資格
PMA(The Pilates Method Alliance®)認定の資格以外にも、世界的に広く知られている団体が発行している資格が多くありますので紹介します。
ストットピラティス(STOTT PILATES®)
STOTT PILATES®は、カナダに本部を置く、海外のピラティス団体です。
※画像引用:https://www.merrithew.com/brands/stott-pilates
世界NO.1のピラティスブランドとして世界60ヶ所に認可スクールがあり、インストラクターの教育を行っています。
現代のスタイルの基礎となるジョセフ・ピラティス氏の考えに忠実でありながら解剖学、生体力学の要素を取り込み、革新的変化を続けるメソッドとして有名です。
ストットピラティスが発行する資格の種類は?
ストットピラティスが発行する資格は3種類あります。
- IMPコース(インテンシブ・マットプラスコース)
- IRコース(インテンシブ・リフォーマー)
IMPコース(インテンシブ・マットプラスコース)は、パーソナルセッションやグループクラスを指導するために必要な知識や指導技術を学べるコース。
フレックスバンドやフィットネスサークルなどの小物を用いたクラスができるような内容です。
IRコース(インテンシブ・リフォーマー)では、初級と中級のリフォーマーエクササイズを指導するために必要な知識と指導技術を学んでいきます。
講義内容は、体幹と四肢の安定と強化、効果的なエクササイズの組み方などを学びます。
費用は安い?期間は?
STOTT PILATES®の認定スクールは東京に数スタジオあり、養成コースの金額はスクールによって変わるためチェックしてみましょう。
資格 | 費用 | 期間 |
インテンシブ・マット・プラス(IMP) -初中級 | 16万~18万 | 8日(合計40時間) ※自主練習合わせて95時間 |
インテンシブ・リフォーマー(IR)―初中級 | 19万~20万 | 10日(合計:50時間) ※自主練習含めて125時間 |
※ほかに、マシンインストラクターの講座として、バレル : ¥58,000、キャデラック :¥148,000、チェアー : ¥88,000のコースもあります。
どこで資格は取れる?
STOTT PILATES®公認のピラティススタジオで資格を取得することができます。
<Sky Pilates Tokyo>
ウェブサイト | https://skypilatestokyo.com/about |
住所 | 東京都港区南青山3-3-16 IQビルディング |
<BODY MODE>
ウェブサイト | http://www.bodymode.jp/ |
住所 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷3丁目53-17 原宿グリーンハイツ208号 |
Body Control Pilates(ボディーコントロールピラティス)
Body Control Pilatesは、イギリスに本部を置くピラティスの海外団体です。
※画像引用:http://www.bodycontrolpilates.com/shop/
日本では、スタジオ・ヨギーが認定校として登録されており、資格を取得できます。
高齢者・低体力者向けにも、年齢や怪我、体力などの理由でエクササイズの段階が必要なクライアントに対して、安全かつ効果的な指導法を習得できます。
費用は安い?期間は?
全国各地のスタジオ・ヨギーで定期的に講座が開講されています。
資格 | 費用 | 期間 |
ボディーコントロールピラティス | 531,944円 | 全72時間+50時間の指導実践 |
ボディーコントロールピラティスの資格受講前に、スタジオ・ヨギーの独自のベーシック資格であるピラティス・ベーシック・トレーニングコースの修了が望ましいとされています。
資格はどこで取れる?
スタジオ・ヨギーの各主要店舗で定期的に資格取得のコースが開催されています。
ウェブサイト | https://yoggy-institute.com/pilates/bcp |
卒業後、成績優秀者にはスタジオ・ヨギーでのインストラクターとしての活動の場のチャンスもあります。
PHIピラティス
PHIピラティスは、アメリカが本部のピラティス団体です。
脊柱のゆがみから引き起こされる肩こり、腰痛、股関節の痛み、そして膝の痛みなどに効果があるといわれ、アスリートなどにも活用されています。
日本の本部は大阪ですが、東京にも認定スタジオがあり、各地でインストラクター資格講座を開催しています。
資格の費用や期間は?
4日間の短期で資格を取得できるため、仕事をされている方など忙しい方にもおすすめです。
資格 | 費用 | 期間 |
PHI Pilates MAT | 237,600円 | 4日間 |
どこで資格は取れる?
PHIピラティスは本部が大阪にあります。 東京でも資格取得可能なスタジオが随時あるためチェックしてみましょう。
ウェブサイト | http://phipilatesjapan.com/ |
本部住所 | 大阪市平野町1-8-14北浜TDSビル6階) |
JAPICA 日本ピラティス指導者協会
JAPICAは、ジョセフ・ピラティスによって考案されたエクササイズをもとに、欧米人とはちがう日本人の骨格に合わせたアプローチ法を加えで生まれたものです。
初心者でも始めやすいように、段階的に学習ができます。
さらに専門性を深めたい方は、オリジナルのコースとして「ゴルフ向けピラティス」のコースなどもあります。
資格の費用と期間は?
資格 | 費用 | 期間 |
マット・ベーシックコース | 80,000円 | 15時間(講義・実技:14h/試験:1h)の3日間 |
マット・アドバンス | 200,000円 | 70時間(講義・実技:18h/インターン:20h/自主トレ:30h/試験:2h)の6日間 |
マシンコース | 650,000円 | 87時間(講義・実技:25h/インターン:25h/ボディ:3h/見学orマスターとのレッスン:3h/自主トレーニング:30h/実技試験:1h)の15日間 |
どこで資格は取れる?
北海道から関東関西まで各地でコースは随時開催されています。
ウェブサイト | https://pilates.co.jp/japica/ |
BESJ(Body Elements System Japan)
BESJは、東京に本部を置く、一般社団法人 ボディ・エレメント・システム・ジャパン。
メディカルピラティスのほか、ダンサーのためのピラティスなど、古典的なピラティスのメゾットと、現代的メゾットを取り入れたものです。
筋肉を長く使い、体幹を鍛えるボディキー®、マスターストレッチ®なども取り扱っている団体です。
定期的に海外研修なども行っているため、日本の資格だが海外のメゾットなども取り入れたい方におすすめです。
資格の費用と期間は?
資格 | 費用 | 期間 |
マットピラティストレーナー | 170,000円 | 5日~3か月(合計32時間) |
マシーンピラティストレーナー (リフォーマー・トラペズテーブル) |
260,000円 | 合計20時間 |
他にもピラティスディスクやリング、チェア、スパインコレクターの資格など、細かく分けて勉強ができます。
どこで取得できる?
全国に認定スクールがあり、資格取得コースを各地で行っています。
スケジュールはスタジオによって違うため、一度本部のサイトから、開催場所とスケジュールを探してみるといいでしょう。
本部ウェブサイト | https://www.body-element.org/ |
JSIA(日本姿勢インストラクター協会)
JSIAでは、姿勢の矯正のためにインナーマッスルに注力をした、講座を受けられます。
日本の団体のため、日本人の体格や食生活に合った内容が学べると口コミでも評判です。
資格の費用と期間は?
資格 | 費用 | 期間 |
姿勢インストラクター | 216,000円 | 1〜2ヶ月(講座15時間+実技10時間) |
姿勢矯正ピラティスインストラクター | 246,000円 | 3ヶ月〜半年(講座15時間+実技25時間) |
※JSIAの資格の更新には、毎月年会費と、ブラッシュアップ講座を受ける必要があります。
更新年会費:年6,000円
ブラッシュ講義費用: 10,000〜15,000円(年によって変更あり)
どこで資格は取れる?
PHIピラティスは大阪にあります。
ウェブサイト | https://www.jsia.link/ |
住所 | 渋谷区神宮前1-21-15(チチタスタジオ) |
試験は難しい?
ピラティスインストラクターの養成講座の試験の難易度は、講座を開催しているスクールに寄ります。
認定スクールを卒業することで、特に国内ではインストラクターとして指導をすることが可能となります。
しかし、国際資格であるPMAの本部の認定を受けた「PMA認定インストラクター」になるには、さらにその後に本部の試験を受ける必要があり、受験には次の規定があります。
- 18歳以上
- インストラクター養成トレーニングを受けていること
(リフォーマー、キャデラック、チェア、ラダーバレル、スパインコレクター、マジックサークル)
養成講座の試験
PMA認定スクールは、日本にも種類がたくさんあり難易度はそれぞれ異なります。
一般的にはマット、マシンの実技(エクササイズの目的や指導法を覚えているか)、関節の構造や役割を理解し、よくみられるパターンの知識があるかなどをチェックします。
中間試験と最終試験に分ける場合が多いようです。
卒業試験には実技と筆記があるところがほとんどで、実技では、対象者に合ったエクササイズの指導(アライメント)ができているかも重要です。
スクールに寄りますが、きちんと講義を受けて宿題や自習を積んでいれば、問題ない内容でしょう。
PMA認定試験
各スクールを卒業すると、インストラクターとして指導が可能な知識があるということになります。
しかし、PMA本部の認定インストラクターになるには、PMA認定のスクールの講座を修了する必要があります。
せっかくPMA認定のスクールに行ったのだから、PMAの認定試験も受けたいという場合は、PMAの公式サイト(アメリカ)から試験の申し込みを自分で行います。
(PMA本部の試験は受けずに、PMA認定校の講座を終了してインストラクターとして活動する方がほとんどです。)
この試験は、筆記試験が3時間150問もあり、とても難しいと言われています。
試験は全て4択の選択問題です。
解剖学の知識やアライメントに関する問題が多く出題されます。
練習のテスト問題は、サイトからもアクセスが可能です。
800点満点のうち、500点が合格ラインです。
試験には約$300の費用がかかります。
もしも不合格の場合は、約1ヶ月後に再テストを受けることが可能です。
ヨガのRYTと同様に、就職などの際に、本部の認定資格は絶対に必要ではなく、認定スクールの講座を修了しているかどうかが重視される傾向にあります。
そのため、日本では、PMAの団体本部の試験を受けずに、PMA認定スクールの養成講座卒業試験のみを受ける方が多いようです。
初心者でも資格は取得可能?
ピラティスは、もともとは医療・リハビリを元に発祥したものです。
そのため、ケガなどにより体力の落ちている方、出産後の方、高齢の方でも取り組めるエクササイズです。
医学療法士の方が多くピラティスを勉強する理由は、リハビリに非常に効果的だからです。
そのため、サポートをするピラティスインストラクターは、講座を受ける体力は必要ですが、年齢制限や運動能力の高い基準は求められません。
実際に80代でも現役でインストラクターをされている方もいます。
また、出産後の経験を活かし、ママインストラクターとして30、40代からピラティスを勉強する女性や、他に仕事があり働きながら、初心者ですが健康のためにインストラクター資格の勉強をしている方も多くいます。
タレントや芸能人の渡辺満里奈さんや米倉涼子さんもピラティスをされていると話題になりました。
オンライン通信講座もあるの?
短期で資格を取得したい場合は、オンライン講座を開催している団体もあります。
オンラインで取得可能な資格は、PMA認定ではないことに注意しておきましょう。
ラーキャリ
ラーキャリは、オンラインで最短3週間程度で資格取得が可能です。
ピラティスにおいて必要な知識と効果的な実践(トレーニング)方法など、ピラティスの専門家として必要な知識を習得することができる資格です。
ピラティスインストラクターとしてはもちろん、リハビリなどの医療従事者やジムトレーナー、アスリートのサポートなどにも役立つ知識を身につけられます。
講座の内容は、ピラティスの歴史や呼吸法、腹筋をはじめとした様々な身体部位のトレーニングワークと指導法を学びます。
質問があれば、メールでいつでも質問をすることも可能で、資格取得までの期限が設けられていないため、忙しい方にも少しずつ時間を作って隙間時間で資格取得を目指せます。
テキスト教材と試験のコースと、試験だけ受けるコースなどがあります。
初心者の方はもちろん、既に知識があり、「受験+認定証のみ欲しい」という方は手頃に認定証を得ることができます。
料金 | ・テキスト教材+試験 60,500円 ・テキスト教材+試験(付属品なし) 49,500円 ・試験のみ 11,000円 |
期間 | 最短3週間(期限なし) |
取得できる資格 | ピラティスプロフェッショナル資格 |
学べる内容 | ピラティスの歴史、基本知識、トレーニングワークの方法、指導法など |
ポイント | 資格取得期限なし 格安で認定証取得可能 資格試験のみ受講可能 |
ウェブサイト | https://lear-caree.com/pilatesprofessional/ |
考記事
ピラティス資格の通信講座を比較!
費用だけでなく種類(流派)や内容を重視しましょう
- PMA認定の流派資格か
- ピラティスの流派や種類で決める
- 通いやすい立地
- スケジュールが豊富
- 費用が安い
- 少人数制か
- 資格更新の有無や卒業後のサポート
- マシンの種類の豊富さ
ピラティスの資格は、海外団体や日本のものなど、種類や流派がたくさんあります。
どのスタイルがあなたの学びたいことにもっとも近いのか、各スクールに一度行って体験をしてみることをおすすめします。
通常、マットピラティスの資格を取得した後に、マシンピラティス、リフォーマーの資格を取得します。
マシンピラティスの資格は、マットの資格が他流派のものでも受講ができるスクールがほとんどです。
最近は通信教育の資格取得もありますが、マシンピラティス(リフォーマーピラティス)の資格の場合は特に、マシンの充実したスタジオで、少人数で十分に使いながら講義を受けられるスタジオを選びましょう。
そのためにも、マシンピラティス(リフォーマーピラティス)の資格は特に、実際に体験会などに行ってみることが重要です。
ピラティス団体 | 費用 | ポイント |
バランスドボディ(Balanced Body) |
マット:260,000円 リフォーマー:345,000円 |
・ピラティスマシン製造メーカーによる資格 ・解剖学の講座が充実 |
バシピラティス(basi pilates) |
マット:306,000円 マシン:555,600円 |
・PMA理事が創始者 ・科学的な側面も多い |
FTP Pilates |
マット:170,000~190,000円 | ・同じ流派のスタジオが各地に多数ある ・80年以上の歴史 |
Peak Pilates(ピークピラティス) |
マット&マシン:480,600円 | ・アメリカで人気 ・チェアやバレルなど他のマシン資格もあり |
ポールスターピラティス® |
マット:226,800円 マシン:270,000円 |
・通学とオンラインで取得可能 |
※それぞれの資格詳細にジャンプします。
ピラティス資格のよくある質問
各スクールに問い合わせましょう。
身体の使い方を正しく安全に学ぶことが大切です。
マシンを完備しているスタジオは、未だ数が多くないですが、マットはヨガのスタジオの仕事も受けることができるため、仕事は増える可能性があります。
PMA本部の認定インストラクターの試験は、スクール卒業後に受けることができ、150問の選択問題に回答する必要があります。
単位制や週末限定、夜間のみのクラスなど通い方は様々です。
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